学芸員になるには

学芸員のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

学芸員になるには

学芸員になるには、原則として博物館法によって定められた学芸員の資格を取得し、博物館等に任用されることが必要です。

学芸員の資格取得方法は2つ

なお、学芸員の資格を取得するためには、2つの方法があります。

1つ目は、大学で博物館に関する科目の単位を取得し、学士号を持つという方法です。

2つ目は、大学に2年以上在学して所定の単位を修得し、3年以上、学芸員補の職に就くか、学芸員の資格認定を受けるという方法です。

学芸員の就職について

また、学芸員として博物館等に任用され、就職する際は、公務員等として採用される場合と、私立博物館などに採用される場合とがあります。

学芸員の資格を持つ公務員として就職する場合には、各自治体の採用試験に合格することが必要で、最初から学芸員として採用される場合と、事務職員・技術職員として任用される場合があります。

一方、私立博物館に就職する場合には、学芸員の資格を有する人が、研究の業績を認められて採用されることが一般的です。

学芸員になった人の学歴は6割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約56%、修士課程卒約46%、博士課程卒約39%です。回答者のおよそ6割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「学芸員になるには」のまとめ

学芸員として就職した後のキャリアについては、主任学芸員や博物館長など学芸員分野での昇進の道があるほか、社会教育行政に携わって行政職員としての昇進もあります。

いずれの昇進についても、それぞれの自治体によって学芸員がどのように位置づけられているかという点と、本人の意思によって決定されます。

この学芸員という職業は、自分の専門領域に関する研究能力が必要であることに加えて、自分の専門領域を一般市民や学生へわかりやすく説明する能力も求められます。