児童相談所相談員のキャリアの流れ
児童相談所相談員になるには
児童相談所相談員になるには、大学卒業程度の学力と心理学や社会学の専門知識、ケースワークやカウンセリングの技法を身につけ、地方公務員試験に合格することが必要です。
児童相談所相談員には児童心理司と児童福祉司がある
児童相談所相談員のうち、児童心理司として就職する場合には、都道府県によって異なりますが、精神保健の専門知識・経験を持つ医師か、大学で心理学を専攻していることが条件です。
児童福祉司として就職する場合には、福祉専門職員を養成する学校の卒業者や、一定の講習の修了者、大学で心理学・社会学・教育学を専攻した者、医師、社会福祉主事の経験者などであることが一般的です。
児童相談所相談員として任用された後も研修を受ける必要があり、5年以上の児童福祉司の経験があると、「主任児童福祉司」になることもできます。
児童相談所相談員になった人の学歴は7割が大卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約67%、修士課程卒約21%、高卒約14%です。回答者のおよそ7割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「児童相談所相談員になるには」のまとめ
児童相談所相談員の業務は、子どもに対する強い関心や、問題を解決する熱意と積極性が必要です。
また、ほかの専門スタッフと協力し合って援助を行う職業であるため、協調性や情報を集めてまとめる能力や、それを総合的に判断する能力のほか、個人の秘密を厳守することも必要です。