パン製造、パン職人になるには

パン製造、パン職人のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

パン製造、パン職人になるには

パン職人になるには、食品についての基礎的な知識を持っていることが必要で、パン製造の現場で経験を積んでいくのが一般的です。

ただし、機械化された大規模な製パン工場では、製パン工程が分業化されているケースもあります。

パン職人に学歴や資格は必要なし

パン職人になるための学歴や資格は、特に必要ありませんが、パンの種類によって原料配合や製造方法が異なるため、パンづくりの技術を習得するための豊富な実務経験が必要です。

一般的には、製パン工場に入職後、原料の秤量などパン製造の準備工程を担当し、製造するパンの種類や製造の流れを覚えます。

その後、成形や焼き上げの工程を担当して機械の操作を習得し、経験を積むとパンの品質にとって重要な仕込みの工程を担当します。

パン職人になった人の約6割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高卒約58%、続いて、大卒約22%、専門学校卒20%です。回答者のおよそ6割が、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

キャリアアップに有利な資格もある

企業によって期間は異なりますが、入職して6~7年程度で、本人の適性と能力により「班長・主任」など、現場の監督職に昇進する可能性があります。

また、専門学校などで指定された学科を卒業した人や2年以上の実務経験がある場合には、厚生労働省の定める技能検定「パン製造技能士」の受験資格を得ることができ、キャリアアップする際には有利です。

「パン職人になるには」のまとめ

なお、パン職人のなかには、独立して開業する人もおり、パンを焼く小型のオーブンを設置し、焼きたてのパンを売る店が話題を集めることもあります。

ただし、パン職人として独立開業する場合には、「食品衛生責任者」の資格などを取得する必要があります。