作業療法士(OT)になるには

作業療法士(OT)のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

作業療法士(OT)になるには

作業療法士になるには、作業療法士の国家試験に合格し、免許を得ることが必要です。

国家資格:受験資格が必要

この国家試験は、高校卒業後、国が指定する作業療法士養成課程のある大学・短大・養成施設などで3年以上学び、必要な知識・技能を修得した人に受験資格があります。

作業療法士には2つの認定資格がある

なお、作業療法士には、一般社団法人日本作業療法士協会によって実施される、2つの認定資格が設けられています。

1つ目は、「認定作業療法士」で、臨床実践に加えて、教育・研究・管理運営などで一定水準以上の能力を有する作業療法士に認められる資格です。

2つ目は、「専門作業療法士」で、認定作業療法士として認定された人のうち、専門の作業療法分野で技術力や対応、応用力を有する作業療法士に認められる資格です。

作業療法士になった人の学歴は7割が専門学校卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは専門学校卒約72%、大卒約70%、短大卒約10%です。回答者のおよそ7割が、専門学校または大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「作業療法士になるには」のまとめ

作業療法士として就職する経路としては、養成校の紹介や専門誌の求人情報などによることが一般的です。

作業療法士として就職した後は、専門家の団体や学会などによって実施される研修会や講習会があり、高い水準の専門知識と技術を習得することができます。

作業療法士の業務には、作業療法の手段となる作業や遊び、玩具・道具や機器を使いこなして訓練や指導に結びつけ、応用できる能力が求められます。

また、障害のある人々やその家族とコミュニケーションを図り、社会的な自立を援助するための理解力や説得力、プログラム作りの創意工夫、支援制度に関する知識なども必要です。