航空管制官になるには

航空管制官のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

航空管制官になるには

航空管制官になるには、国家公務員の扱いであるため、大学卒業程度の専門職国家公務員採用試験である「航空管制官採用試験」に合格し、国土交通省に採用された後、航空関係の法令・管制の方法・レーダーの知識・気象学などについて所定の研修を受けることが必要です。

この試験の受験資格は、30歳未満で、採用時には視力や聴力などの身体検査基準があります。

採用後は研修と実地訓練などが必要

航空管制官として採用された後は、8ヶ月間、大阪府泉佐野市に所在する航空保安大学校で研修を受け、修了後、全国各地の空港や航空交通管制部等の管制機関に配属されます。

その配属先で数ヶ月から数年にわたる実地訓練「OJT」を経て、技能試験に合格すると、正式に航空管制官として任命されます。

なお、航空管制官の業務資格は、勤務地毎に異なるため、異動の辞令が出る度に各勤務地で必要な訓練や試験を受ける必要があります。

航空管制官になった人の学歴は7割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約76%、高卒約46%、専門学校卒約17%です。回答者のおよそ7割以上が、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「航空管制官になるには」のまとめ

航空管制官として採用された後、航空管制や航空行政に関する調査や企画の事務、または大学校の教官や国際民間航空機関(ICAO)の職員として働くこともあります。

航空管制官の業務は、パイロットと意思疎通を図るための英語力や航空機の性能・気象に関する知識、航空についての法令や国際規則に関する知識が必要とされるほか、集中力や正確な判断力も求められます。