入国警備官になるには

入国警備官のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

入国警備官になるには

入国警備官になるには、法務省の外局である出入国在留管理庁所属の国家公務員であるため、入国警備官採用試験に合格し、全国の地方出入国在留管理局または入国管理センターに採用されることが必要です。

この入国警備官採用試験では、筆記試験、人物試験のほか、身体測定や体力検査の試験が実施されます。

採用後は様々な研修がある

入国警備官として採用された後は、様々な研修が用意されており、地方出入国在留管理官署で若干期間の勤務を経て、研修施設で「初任科研修」を受けます。

この研修は全寮制で約3か月間にわたり、業務に必要な基礎的な法律知識や、外国語、逮捕術・拳銃操作訓練などが行われます。

入国警備官として採用されて4年以上の職員を対象として実施される「中等科研修」では、より高度な法律知識の習得や実務の習熟を図るための講義・実習が行われます。

このほか、「語学委託研修」として、語学学校の専門課程で英語、中国語などを学ぶ3か月程度の「長期委託研修」や、勤務終了後に語学学校に通学する「在勤地研修」などがあります。

そんな入国警備官には、警守・警守長・警備士補・警備士・警備士長・警備長・警備監の7つの階級があり、努力次第で上位の階級に昇進することができます。

入国警備官になった人の学歴は7割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒64%、専門学校卒60%、高卒48%です。回答者のおよそ7割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「入国警備官になるには」のまとめ

入国警備官の業務は、外国人と接する機会が多いため、広範囲な法律知識のほか、高い品性と豊かな国際感覚、優れた語学力も備える必要があることに加え、国の安全と国民生活を守るための強い正義感、強固な意志、機敏な行動力も求められます。