学童保育指導員になるには

学童保育指導員のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

学童保育指導員になるには

学童保育指導員になるには、特に学歴や資格は必要ありませんが、都道府県の認定する「放課後児童支援員」の指導員任用資格を取得することが必要です。

「放課後児童支援員」の指導員任用資格の取得方法について

この任用資格は、保育士・社会福祉士・教員免許などの有資格者、または、大学で社会福祉学等の一定の課程を履修した人のほか、5年以上(高卒以上相当の学歴の者は2年以上)の関連する実務経験があり、市町村長に適当であると認められることが必要です。

この要件を満たしている人は、都道府県によって実施される16科目24時間の「放課後児童支援員認定資格研修」を受講・修了することで学童保育指導員の任用資格を取得できます。

その際、保育士など特定の資格保持者は一部の研修が免除となり、学童保育指導員として就職した後に資格取得を目指すことも可能です。

学童保育指導員になった人の学歴は4割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約44%、短大卒約25%、専門学校卒約19%です。回答者のおよそ4割以上が、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

以前は、放課後児童支援員の資格保持者の人員配置について、学童保育の事業者に対し「2名以上」を義務付ける全国統一基準が示されていましたが、人材確保が難しいとの意見を受け、2020年度以降は市町村に人員配置規定の取り扱いが委ねられることになりました。

「学童保育指導員になるには」のまとめ

学童保育指導員の業務は、子どもの生活と直接的にかかわるため、仕事の遂行にあたって人権やプライバシーの尊重、児童・保護者との信頼関係の構築、保育関連の専門性が求められます。

また、業務遂行にあたって同僚とのチームワークや、必要に応じて学校や地域の関係者との連携が重要で、協調性やコミュニケーション力も必要であることに加え、最近では外国籍の子どもや保護者が増えていることから、外国語の日常的な会話能力が求められるケースもあります。