放送ディレクターになるには

放送ディレクターのキャリアの流れ

JOBS GATE編集部作成

放送ディレクターになるには、特に学歴や資格はありませんが、大卒者が一般的です。放送局に入職後、適性や希望により制作セクションに配属され、アシスタントディレクターとして実務を通して番組制作の基本を身につけていきます。

この放送ディレクターには、放送局の社員ディレクターのほかに番組制作プロダクションに所属するディレクターがあり、近年のテレビ番組制作は制作プロダクションへの外注が多いため、制作プロダクションとしても有能な人材が必要とされています。

なかには、フリーのディレクターとして独立する場合もあります。

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒89％、専門学校卒約34％、高卒と修士課程卒が並んで2.7％です。回答者のおよそ9割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

放送ディレクターの業務は、幅広い知識や教養、基礎的な語学力・文章力・芸術的なセンスや、番組を作るための豊かな表現力が必要となるため、担当する分野により、芸術や歴史・科学等の素養が求められます。

また、社会・経済の動きや視聴者のニーズなどを理解し、番組に結びつける構想力に加えて、何十人ものスタッフを統率できるリーダーシップや協調性も必要です。