稲作農業者になるには

稲作農業者のキャリアの流れ

稲作農業者なるにはイメージ画像

JOBS GATE編集部作成

稲作農業者になるには

稲作農業者になるには、特に学歴や資格は必要ありませんが、稲作には水田や農業機械などの大規模な経営資産が必要で、親や親戚などから資産を引き継いで就業する場合と、新規に就農する場合では条件が大きく異なります。

農家以外の人が稲作農業者になるには

特に、農家以外の人が稲作農業者になるには、農地(水田等)の購入ができないため、多くは借地で始めますが、その一方で、これまで米生産を担ってきた生産者の高齢化が進んでおり、後継者がいない水田は借地や作業委託という形で地域の特定の生産者に集積され、経営規模が拡大する傾向にあります。

稲作農業者として就職する場合

稲作農業者として新規で就農する場合は、相当の設備投資が必要になるため、「全国新規就農相談センター」では、農業に興味がある人のために農地・家屋情報や求人情報などを提供し、バックアップしています。

稲作農業者として就職した後は、稲作の基本的な知識や技術について、各農業法人が提供するインターンシップ制度を利用したり、農業高校や農業大学校、就農準備校などで稲作の技術と経営に関する研修を受けて身につけることができます。

また、アルバイトを募集している農家で米作りの作業をし、稲作の技術と経営に関する知識を身に付けるという方法もあります。

稲作農業者になった人の学歴は半数が高卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高卒約53%、大卒約15%、専門学校卒約12%です。回答者のおよそ5割以上が、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「稲作農業者になるには」のまとめ

稲作農業者という職業は、稲作と他の作物との小規模な複合経営からはじめ、規模を拡大して稲作だけで安定した収入が得られるようになるには少なくとも数年はかかり、経営者となるには、米作りの専門知識と技術のほかに経営管理能力も必要です。

なお、稲作農業者はトラクターや軽トラックなどを運転するため、「普通自動車免許」「大型特殊自動車免許」を取得していると有益です。