刑務官になるには

刑務官のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

刑務官になるには

刑務官になるには、国家公務員採用試験である刑務官採用試験に最終合格し、試験区分ごとの採用候補者名簿に登載され、この名簿の中から採用されることが必要です。

刑務官採用試験には様々な区分がある

この刑務官採用試験の一次試験では、公務員として必要な基礎能力が確認され、二次試験では個別面接・身体検査・視力測定・体力検査が行われ、29歳以下を対象に「武道・柔道または剣道」を実技試験として実施する区分や、40歳未満の社会人経験者を対象とする区分があります。

なお、「武道」の区分で受験して採用された場合には、主に刑事施設の保安警備など、技能を生かした業務に従事することが一般的です。

刑務官になった人の学歴は8割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約76%、高卒50%、専門学校卒約22%です。回答者のおよそ8割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「刑務官になるには」のまとめ

刑務官の業務は、受刑者等に直接接して生活指導・職業訓練指導などを行い、その者の改善更生や円滑な社会復帰を促していくなど、社会の安心・安全を守る仕事に従事するため、職務に対する強い情熱や使命感、高い倫理観が必要です。

また、受刑者などの被収容者の身柄を拘束して様々な処遇を行うことから、刑事収容施設法はもとより、刑法・刑事訴訟法など職務に関連する法律などについての知識や、心理学・教育学などの人間科学に関する知識、およびそれらを高める自己研さんが常に求められます。

さらに、同僚と協力して職務に当たるため、検察庁・保護観察所など関係機関の職員と協力して仕事を進める協調性や柔軟性も不可欠です。