国際公務員のキャリアの流れ
国際公務員になるには
国際公務員になるためには3つの方法がある
1つ目は、国際的に公募される空席公告に応募し、採用される方法です。
2つ目は、毎年ニューヨークや東京などで実施される国連職員採用競争試験を受験し、採用されるという方法です。
3つ目は、外務省が実施するジュニアプロフェッショナルオフィサー(JPO)派遣制度を通じて正規採用されるという方法です。
ちなみに、ジュニアプロフェッショナルオフィサー(JPO)派遣制度とは、国際機関職員志望者を原則2年間国際機関に派遣し、勤務経験を積むことにより正規職員への道を開くことを目的とした制度のことです。
そんな国際公務員は、途上国への援助活動が大きな役割を占めるため、経済・財務・行政・法律等の専門家が多く、学位は原則として、修士号以上の学位があることが求められます。
国際公務員になった人の学歴は半数が大卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約54%、高卒約18%、短大卒約14%です。回答者のおよそ5割以上が、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「国際公務員になるには」のまとめ
国際公務員の業務は、国連公用語である英語またはフランス語で職務遂行が可能なレベルのコミュニケーション能力が要求され、国連公用語であるスペイン語・ロシア語・中国語・アラビア語ができると有利です。
また、国際機関では即戦力の人材が求められることから、採用後に初任者研修等はほとんどなく、あらかじめ各自の取得した学位に関連した分野で職務経験を持っていることが必要です。