航海士になるには

航海士のキャリアの流れ

JOBS GATE編集部作成

航海士になるには、海技従事者国家試験に合格し、海技士（航海）の船舶免許を取得することが必要です。

この航海士の免許取得にはいくつかの方法がありますが、現在は、東京海洋大学と神戸大学などの旧商船大学・商船高等専門学校・海上技術の学校等に進学することが一般的です。

それぞれ所定の修業年限を経て、在学中または卒業後、乗船実習を航海訓練所や学校所属の練習船で行い、大きな船に乗るには上級の免許が必要で、それに応じた乗船経験も求められます。

大手海運会社では旧商船大学卒業者が最も多く、商船高等専門学校の卒業者がこれに続き、内航海運会社では海員学校や水産高校出身者が多くなっています。

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高卒約44％、専門学校卒約33％、大卒約32％です。回答者のおよそ5割近くが、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

航海士は、船上では船長を中心とした秩序が大切で、自らを厳しく律して規律を守ることや、甲板部員を指導し、チームワークを作り上げるリーダーシップに加えて、気温の変化・振動・変則的な勤務に耐えられる体力や忍耐力も求められます。