航空自衛官のキャリアの流れ
航空自衛官になるには
航空自衛官になるには、中学・高校・大学などを卒業し、自衛官の採用試験に合格する必要があります。
航空自衛官になる方法は主に4つ
1つ目は、採用種目が大卒者または院卒者の場合、「一般幹部候補生」を選択して航空自衛官を目指すという方法です。
2つ目は、18歳以上33歳未満である場合、「一般曹候補生」や「自衛官候補生」を選択して航空自衛官を目指すという方法です。
3つ目は、高校卒業後約2年間の基礎教育の後に各操縦課程へ進みパイロットを目指す「航空学生」の試験を受け、航空自衛官を目指すという方法です。
4つ目は、防衛大学や防衛医科大学校医学科および看護学科から航空自衛官を目指すという方法です。
「貸費学生」という制度がある
航空自衛官には、大学の理学部、工学部の3・4年次または大学院修士課程に在学する人を対象とする「貸費学生」制度があり、卒業後、専攻した学術を活かして引き続き自衛隊に勤務する意思を持つ人に対し、防衛省より学資金が貸与されるものです。
なお、受験資格には学歴や免許、年齢のほか、身体条件もあります。
航空自衛官として就職した後は、各入職経路や選択した種目によって異なりますが、数か月~数年間、様々な教育を受けた後、各部隊に勤務する。
航空自衛官になった人の学歴は圧倒的に高卒が多い
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高校卒85%、大卒約42%、専門学校卒と短大卒が並んで約7%です。回答者のおよそ9割近くが、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「航空自衛官になるには」のまとめ
航空自衛官の業務は多岐にわたり、職種は希望・適性などにより決定され、各種のスキルや資格を必要とするものが多く、必要な知識や技能のほとんどは、自衛隊内の教育機関で習得することができます。
具体的には、試験・講習等を通じて外部でも通用する運転・操縦・通信・危険物取扱・医療・ITなどの各種の資格を取得できます。
そんな航空自衛官という職業は、活動の特性上、集団で活動することが多いため、部隊と連携して組織的に行動することが必要で、連帯感や忍耐力、国を守るという責任感も求められます。