洋菓子製造、パティシエのキャリアの流れ
洋菓子製造、パティシエになるには
パティシエになるには、就職先によっては資格や学歴が必要とされない場合もありますが、専門学校では洋菓子作りの技術や知識だけでなく、食品や栄養に関する知識、衛生法規などを学ぶことができます。
専門学校で知識を学ぶのが一般的
パティシエは高校を卒業後、そのまま菓子・調理系の専門学校で基礎知識を習得したのち、パティシエを採用する企業に就職します。
なかには、大学を卒業してから就職する人もいます。
いくつかの店で修行し、独立する人もいる
パティシエとして就職した後は、店の規模などによって異なりますが、一つの製造工程を受け持ち、ある期間経験を積むと次の工程に移り、数年で一通りの技術が習得できると言われています。
パティシエの業務には、味覚が鋭いことや、デザイン・色彩・装飾などの美的感覚を持っていることが求められ、様々な種類の菓子作りの習得するためにフランス等の海外店での修業も選択肢に入れ、いくつかの店に勤務して自分の技術を向上させる人も多く、何年か働いてから独立して自分で開業する人もいます。
パティシエになった人の学歴は5割が専門学校卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは専門学校卒約46%、高卒約35%で、大卒約22%です。回答者のおよそ5割が、専門学校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
関連する資格
なお、パティシエに関連する資格として、厚生労働省の定める「製菓衛生師」や技能検定の「菓子製造技能士」があり、入職後に一定の実務経験を積んで学科および実技試験に合格すると取得できます。
この製菓衛生師の資格を持っていると、食品衛生協会の主催する講習会を受講しなくても食品衛生責任者になることができます。
「洋菓子製造、パティシエになるには」のまとめ
洋菓子製造やパティシエは、「自分の作ったお菓子で誰かを喜ばせたい」という気持ちはもちろん大切ですが、この職業は立ちっぱなしの仕事であることも多く、ときには食材などの重いものを運ぶこともあります。また、季節によっては長時間労働をしなければならないときもあります。
よって、洋菓子製造、パティシエに向いているのは、「お菓子作りへの情熱がある人」「体力・精神力がある人」です。