酪農従事者になるには

酪農従事者のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

酪農従事者になるには

酪農従事者になるには、酪農家の親族のもとで経験を積み、家業を継ぐケースが一般的で、転職で就農する場合は、酪農ヘルパー、海外研修や酪農家手伝い、牧場従業員を経験してから就農する道もあります。

自宅が酪農家でない場合には、農業大学校や研修施設などで基礎を学び、酪農家のもとで実習を行って技術を身につけるることになり、酪農ヘルパーとして経験を積むという方法もあります。

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高卒約55%、大卒約18%、専門学校卒約14%です。回答者のおよそ6割近くが、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

酪農経営には、乳牛の管理・飼養管理・育種改良・繁殖管理・飼料生産・搾乳機械等の衛生管理・ふん尿処理などに関する知識と技術が必要で、搾乳や牧草生産などの機械化が進んでいるため、機械の操作やパソコンを使っての生産管理の技術も重要です。

酪農従事者の業務は、飼料生産に用いるトラクターを運転するため、大型特殊自動車免許やけん引免許を取得しておくと役に立ち、「家畜人工授精師」の資格を取得すると乳牛の繁殖を自ら行うことができます。

この「家畜人工授精師」は、家畜の人工授精が円滑に行われるための国家資格で、農林水産大臣の指定する人または都道府県が家畜種類別に行う講習会の課程を修了し、その修業試験に合格した人に与えられます。

そんな酪農従事者は、体を動かす職業であるため、一定の体力が必要とされ、生物が好きであることが不可欠で、自営の場合は経営センスも必要とされます。