理学療法士(PT)になるには

理学療法士(PT)のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

理学療法士(PT)になるには

理学療法士になるには、養成校で理学療法士に必要な知識と技能を3年以上修得して国家試験に合格し、免許を取得することが必要です。

養成校の教育内容

養成校の教育内容は、基礎教養科目、解剖学・生理学・運動学・病理学などの基礎医学、臨床医学や社会福祉学、地域リハビリテーション、病院やリハビリテーションセンターでの臨床実習を含む理学療法などによって構成されています。

なお、作業療法士の資格を既に取得している場合には、養成校で2年以上学ぶことによって理学療法士の受験資格を得ることができます。

理学療法士として就職する経路としては、卒業した養成校からの紹介や専門誌などの求人広告、リハビリテーション関係者からの情報などがあります。

理学療法士には2つの認定資格がある

なお、理学療法士には、日本理学療法士協会によって実施される、2つの認定資格が設けられています。

1つ目は、「認定理学療法士」で、基礎理学療法・神経理学療法・運動器理学療法などの7つの専門分野のうち、1つ以上の専門分野に登録し、専門的臨床技能の維持や職能面で理学療法の技術などを高めていくことを目的としています。

2つ目は、「専門理学療法士」で、7つの専門分野のうち、1つ以上の専門分野に登録し、研究能力を高めることを目的としています。

理学療法士になった人の学歴は7割が専門学校卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは専門学校卒約73%、大卒約71%、短大卒8%です。回答者の約7割が、専門学校または大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「理学療法士になるには」のまとめ

理学療法士の業務には、専門領域の知識や技術のほか、評価や療法運動を行う際に正しい場所に力を適切に加えたり、患者の姿勢のバランスを保持したり、移動の時に介助したりするのに相応な体力や繊細な神経が求められます。

また、障害のある人々やその家族に療法の意味を説明し、身体的な自立を援助するためにクライントの気持ちを受容した上で説得することも業務に含まれます。

理学療法士として就職した後も、専門能力の向上を図るため、各職場での研修のほか、日本理学療法士協会などによって主催される学会や各種研修会などの機会も設けられています。