陸上自衛官のキャリアの流れ
陸上自衛官になるには
陸上自衛官になるには、中学・高校・大学などを卒業し、自衛官の採用試験に合格することが必要です。
陸上自衛官を目指す方法は主に3つ
1つ目は、採用種目が大卒者または院卒者の場合、「一般幹部候補生」を選択し、陸上自衛官を目指すという方法です。
2つ目は、18歳以上33歳未満である場合、「一般曹候補生」や「自衛官候補生」の試験を受けるという方法です。
3つ目は、防衛大学校や防衛医科大学校医学科および看護学科、高等工科学校から陸上自衛官を目指すという方法です。
「貸費学生」という制度がある
この陸上自衛官には、大学の理学部・工学部の3・4年次または大学院修士課程に在学する人を対象とする「貸費学生」制度があり、卒業後、専攻した学術を活かして引き続き自衛隊に勤務する意思を持つ人に対し、防衛省より学資金が貸与されるもので、「予備自衛官補(一般・技能)」があります。
なお、受験資格には、学歴や免許・年齢のほか、身体条件があります。
陸上自衛官として就職した後は、各入職経路や選択した種目によって異なりますが、数か月~2年間、様々な教育を受けた後、各部隊に勤務することになります。
陸上自衛官になった人の学歴は圧倒的に高卒が多い
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高卒約86%、大卒約34%、専門学校卒約16%です。回答者のおよそ9割近くが、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「陸上自衛官になるには」のまとめ
陸上自衛官の業務は多岐にわたり、職種は希望や適性などによって決定され、各種のスキルや資格を必要とするものが多く、必要な知識や技能のほとんどは自衛隊内の教育機関で習得することができます。
具体的には、試験・講習等を通じて外部でも通用する運転・操縦・通信・危険物取扱・医療・ITなどの資格を取得できます。
そんな陸上自衛官という職業は、活動の特性上、集団で活動することが多いため、部隊と連携して組織的に行動することが必要で、連帯感や忍耐力、国を守るという責任感も求められます。