スクールカウンセラーのキャリアの流れ
スクールカウンセラーになるには
スクールカウンセラーになるには、公認心理師・臨床心理士の資格取得を求められることが多く、これらの資格を取得した後に、各自治体の教育委員会または私立学校の公募に応募して採用されることが一般的です。
臨床心理士・公認心理師の資格を取得するには
先の臨床心理士の資格を取得するには、大学を卒業後に指定大学院を修了するか、または臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了し、資格試験に合格することが必要です。
また、公認心理師の資格を取得するには、大学・大学院でそれぞれ必要な科目を履修するか、大学で必要な科目を履修後に一定期間の実務経験などを積んだ後、公認心理士の国家資格試験に合格し、登録簿への登録が必要です。
スクールカウンセラーになった人の学歴は6割が専門学校卒または大卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは修士課程卒約56%、大卒約38%、専門学校卒と短大卒が並んで約4%です。回答者のおよそ6割近くが、専門学校または大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「スクールカウンセラーになるには」のまとめ
スクールカウンセラーの業務には、臨床心理学の専門知識とそれに基づく分析力、見立て力や心を開かせる質問力・傾聴力に加えて、外部の協力機関への迅速で正確な対応力や、チームコーディネートの優れた技術も必要です。
さらに、報告書の作成やスクールカウンセラー通信、児童・生徒への手紙などを書く文章力や守秘義務に対する理解も求められます。