小学校教員のキャリアの流れ
小学校教員になるには
小学校教員になるには、大学などで所定の単位を取得して小学校教諭普通免許状を得た後、都道府県や政令指定都市の教育委員会によって実施される教員採用試験、または私立学校の教員採用試験に合格した後、候補者名簿に登録し、採用されることが必要です。
原則、教育実習が必要
原則として、大学などで小学校教員になるために必要な単位を取得するためには、小学校で教育実習を行う必要があります。
小学校教員の免許状には、10年の有効期限があり、定められた期間内に講習を受講・修了し、都道府県教育委員会に申請して、更新する必要があります。
小学校教員の採用試験について
小学校教員の採用試験は、第一次試験では主に筆記と実技、第二次試験では面接が行われ、試験に合格した後の採用については、その年度に必要な教員の数によって決定されます。
小学校教員として採用された後も、定期的に行われる研修に参加し、知識や指導技術の向上に努めることが求められます。
出産・育児・病気などで休暇等を取得する教員が出た場合には、その代替として臨時で採用される場合もありますが、任用期間は、その休暇等の期間内に限定されます。
小学校教員になった人の学歴は圧倒的に大卒が多い
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約97%、修士課程卒20%、短大卒約4%です。回答者の殆どが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「小学校教員になるには」のまとめ
小学校教員に求められる資質としては、小学校教育全体への理解や、それぞれの教科への専門的な知識と技能、生徒に対する理解や責任感などが挙げられます。
なお、小学校教員として教頭・副校長や校長に昇任するためには、選考試験を受ける必要があり、都道府県・市町村教育委員会の指導主事や管理主事などの道も開かれていますが、この場合も選考試験に合格する必要があります。