手話通訳者のキャリアの流れ
手話通訳者になるには
手話通訳者になるには、都道府県で実施されている手話奉仕員・手話通訳者を養成する講習会を受講したり、地域の手話サークルで学び、聴覚障害者と交流して手話通訳の経験を積み仕事に就く人が一般的です。
このほか、手話通訳者の養成機関として福祉系の大学・短大・専門学校もあり、そこから手話通訳者を目指す方法もあります。
手話通訳者には学歴や資格は必要なし
手話通訳者として就職するにあたって、特に学歴や資格は必要ありませんが、社会福祉法人聴力障害者情報文化センターが実施している「手話通訳技能認定試験」に合格し、同法人に登録することで「手話通訳士」と称することができます。
「手話通訳者全国統一試験」に合格した後、都道府県が独自で実施している「手話通訳者認定試験」に合格すると、都道府県公認の「認定手話通訳者」になることができます。
補足:「手話通訳士」について
政見放送の手話通訳など、一部の業務は「手話通訳士」でなければすることができません。
手話通訳者になった人の半数が大卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約48%、高卒約26%、専門学校卒約22%です。回答者のおよそ5割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「手話通訳者になるには」のまとめ
一人前の手話通訳士になるまでには、最低でも4~5年の経験が必要で、言葉によるコミュニケーションに興味があり、相手の伝えたいことを積極的に理解しようとし、表現力の豊かな人に向いている職業です。