歯科技工士のキャリアの流れ
歯科技工士になるには
歯科技工士になるには、歯科技工士国家試験に合格後、厚生労働大臣の指定する一般財団法人歯科医療振興財団への申請を経て、歯科技工士名簿に登録し、歯科技工士免許を交付されることが必要です。
国家資格:受験資格が必要
歯科技工士国家試験は、高校卒業後、2年制・3年制の専門学校や短大、4年制の大学などの歯科技工士教育機関に入学し、2年以上学んで必要な知識と技能を習得した人に受験資格があります。
なお、先の教育機関になかには、夜間部を併設している学校もあります。
歯科技工士として就職する際は、新規採用では学校への求人や関係団体の情報などによるものが一般的です。
歯科技工士になった人の学歴は圧倒的に専門学校卒が多い
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは専門学校卒約92%、大卒約12%、高卒約8%です。回答者の約9割が、専門学校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「歯科技工士になるには」のまとめ
歯科技工士の業務は、細かい指先の作業を要するため、精密かつ正確な技術と知識が求められるほか、コツコツと努力できる根気強さや、入れ歯などの優れた細工での美的センスも求められます。
歯科技工士の資格は、取得した後も技術の習練が必要で、一人前になるには数年程度の実務経験が必要であると言われています。
歯科技工士という職業は、歯科医師との関係が密接で、歯科診療所や歯科技工所で経験を積んだ後に独立し、歯科技工所を開くこともできます。