司書になるには

司書のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

司書になるには

司書という職業には、司書と司書補という資格があります。

司書は、国家資格を有している公立図書館で働く専門職員の職名で、司書補は、司書の専門的職務を助ける事務に従事する職員です。

司書と司書補の資格について

司書の資格は、短期大学を含む大学または高等専門学校を卒業し、特定の大学で夏季に行われる『司書講習』を修了した人、または、大学在学中に、司書の科目を履修した人に与えられます。

また、司書には、図書館司書と司書教諭があります。

図書館司書は、利用者に図書サービスを提供する専門職で、司書教諭は、読書指導や図書館指導を行います。

司書として働くには、各機関によって要件が異なります。

一方、司書補の資格は、高校卒業後または高等専門学校の第3学年を修了後、大学で夏季に行われる「司書“補”の講習」を修了した人に与えられます。

公立図書館や公立大学

公立図書館や公立大学の司書になるには、地方公務員試験に合格することが必要です。

公立図書館や公立大学の場合には、最初から司書補の資格を前提として専門試験が実施されて図書館に採用される場合と、地方公務員行政職の試験を受けて採用された後、図書館に配属される場合とがあります。

公立図書館で司書として働く場合には、地方公共団体から図書館業務を受託している企業に就職し、図書館の司書として勤務するケースもあります。

学校図書館

学校図書館の司書になるには、各地方公共団体よって定められている、書資格や司書教諭資格、教諭免許状、相当実務経験等の資格要件を満たした上で学校司書の募集に応募して採用されることが必要です。

なお、学校図書館の司書教諭は、校長、副校長および教頭の補佐役などの主幹教諭が充てられます。

国立大学図書館

国立大学図書館の司書になるには、大学法人によって実施される採用試験、私立大学では職員の採用試験を受験して合格することが必要です。

司書になった人の学歴は8割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒84%、短大卒20%、専門学校卒8%です。回答者のおよそ8割以上が、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「司書になるには」のまとめ

司書の業務を行う上で必要なのは、図書館情報学の知識で、コンピュータや外国語に強ければ一層有利で、広範で多量の資料に目を通して正確に分類・記録するための知的好奇心や記憶力、反復して分類作業を行う持久力も求められます。