システムエンジニア(業務用システム)になるには

システムエンジニア(業務用システム)のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

システムエンジニア(業務用システム)になるには

システムエンジニア(業務用システム)になるには、特に学歴や資格は必要ありませんが、情報システムの技術・知識や、対象となる業界の業務に関する詳細な知識、開発を進めていくための全体を見通せる構想力、問題を発見し解決する能力、状況の変化に対応する柔軟性、開発プロジェクトを推進するマネジメント力を持っていることが必要です。

このシステムエンジニア(業務用システム)は、大卒と大学院卒(修士)が多いものの高専卒もおり、理系のイメージが強い割には文系出身者も多く、就職時に必要ではありませんが、仕事をしながら基本情報処理技術者試験や応用情報技術者試験等を受ける人もいます。

新卒入社の場合の流れ

新卒でシステムエンジニア(業務用システム)として就職した後、3~4ヵ月は新人研修を受け、社会人として仕事をするためのビジネススキルやSEに求められるIT(情報技術)の知識を習得します。

研修を終えて配属されると、2年ほど開発の現場でOJTにより実践力や応用力を身につけていき、その後の研修は担当する仕事に必要な研修をテーマに沿って受けていきます。

最初は与えられた開発の一部を担当し、3年目頃には一人で詳細設計を書けるようになり、5年目頃には基本設計を含め開発全体ができるようになることが一般的です。

新卒からそのままシステムエンジニア(業務用システム)になることも少なくありませんが、プログラマーとしてプログラム開発などの経験を積んでからシステムエンジニア(業務用システム)になる場合もあります。

他業界からの転職者も多い職業

そんなシステムエンジニア(業務用システム)は、IT以外の様々な業界の経験や知識も生かせることから、他業界からの転職者も比較的多い職業です。

キャリアの経路としては、顧客の業務を分析でき、情報システムの基本設計を行えるようになると、開発チームのリーダーとして仕事の管理も行うようになり、その後は大規模なシステム開発を任されて管理職になる場合や、技術力を生かして営業やセキュリティなどに特化したスペシャリストになったり、IT分野のコンサルタントのような仕事をしたりする場合もあります。

システムエンジニア(業務用システム)になった人の学歴は8割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒79%、専門学校卒約24、専門学校卒訳11%です。回答者のおよそ8割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「システムエンジニア(業務用システム)になるには」のまとめ

システムエンジニア(業務用システム)の業務は、社内外の年齢も経歴も異なる様々な人と接し意見交換する場面が多いため、コミュニケーション能力やバランス感覚が必要です。

また、専門分野に閉じこもることなく幅広い好奇心を持って情報収集し、自ら新技術や関連知識を習得し、新しいことにチャレンジする気持ちが必要であることに加えて、トラブルやプレッシャーに冷静に対処できることも求められます。