ツアーコンダクターのキャリアの流れ
ツアーコンダクターになるには
ツアーコンダクターになるには、大学や旅行・観光関係の専門学校等を卒業して旅行会社に入るか、ツアーコンダクター派遣会社に所属するのが一般的です。
ツアーコンダクターになった人の7割が大卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約70%、専門学校卒約35%、高卒約29%です。回答者の約7割が、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
ツアーコンダクターには学歴や資格は必要なし
就職するにあたって、特に学歴や資格は必要ありませんが、ツアーコンダクターとしてツアーに同行するようになるには、規定の研修を受けてからアシスタントツアーコンダクターとして経験を積むことが望まれます。
資格取得のためには講習や実務経験が必要
ツアーコンダクターの資格「旅程管理主任者」「国内旅程管理主任者」「総合旅程管理主任者」は、下記の3つのいずれかに属し、各団体や企業によって開催される講習を受講し、実務経験を積むことなどによって取得できます。
1)一般社団法人日本添乗サービス協会の正会員会社(添乗員派遣会社)
2)一般社団法人日本旅行業協会
3)一般社団法人全国旅行業協会の正会員会社(旅行会社)
「ツアーコンダクターになるには」のまとめ
ツアーコンダクターの実務には、旅行業法、各種約款の基本的な理解や、国内外の観光地情報、歴史・文化等の知識が必要とされます。
特に、海外ツアーに添乗する場合には、語学力に加えて出入国や関税に関する知識や訪問国の法令、慣習等の知識が必要です。
なお、積極的・社交的・サービス精神が旺盛で、コースによって数十名の人を引率するための統率力や、添乗中の旅行会社の代表者・責任者を担うための強い責任感が求められます。
添乗中は、昼夜を問わない緊急時の対応など、肉体的にもハードであるため、自己の体調管理が重要です。