トラック運転手のキャリアの流れ
トラック運転手になるには
トラック運転手になるには、特に学歴は問われませんが、普通免許と言われる第一種運転免許のほか、車両重量・積載量に応じた準中型・中型あるいは大型自動車運転免許を取得することが必要です。
さらに資格が必要な場合も
貨物トレーラーなどを運転する場合には、牽引(けん引)免許、危険物を輸送する場合には、危険物取扱者の資格、高圧ガスを輸送する場合には、高圧ガス移動監視者の資格を取得することが求められます。
トラック運転手として荷物の積み卸しが多い業務に就く場合には、フォークリフト運転者の資格も取得すると、仕事の幅が広がります。
免許取得を支援する企業もあり、入社した後に準中型・中型・大型免許を取得する場合もあります。
トラック運転手の就職について
中途採用でトラック運転手として就職するケースも多く、就職する経路は、ハローワークや求人広告での求人などで、中途採用の場合は、既に免許を所持している即戦力として採用されることが一般的です。
トラック運転手として就職した後は、約1~3カ月程度の一定期間を試用または見習期間として過ごし、訓練を受けます。
初任運転者に対しては研修が義務付けられている
初任運転者に対しては、国土交通省告示(指導監督指針)により、実際にトラックに乗っての指導と、積荷の搭載方法や日常点検の方法、トラックの構造の特性などの座学の研修が義務付けられています。
具体的には、職場の各管理者や作業指揮者などから実務知識・就業規則・労働協約などの講習や、接客についての技術・作業技術などを学んだ後、近距離からトラック運転手としての運転業務に従事することになります。
そんなトラック運転手は、運転業務の経験を積んだ後に内勤職となり、国家資格である運行管理者の資格を取得してドライバーを管理する配車担当になったり、その管理者から所長等の管理職となる場合もあります。
トラック運転手になった人の学歴は6割が高卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは高卒約60%、大卒約10%、専門学校卒約8%です。回答者のおよそ6割が、高校を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「トラック運転手になるには」のまとめ
トラック運転手の業務は、長時間運行や深夜運行の場合もあることから、健康管理が大切で、用務・貨物によっては接客の機会もあるため、清潔な服装や親切な応対などを心がける必要があります。