幼稚園教員のキャリアの流れ
幼稚園教員になるには
幼稚園教員になるには、幼稚園教諭の免許状を取得し、公立または私立幼稚園でそれぞれ実施される幼稚園教員採用試験に合格することが必要です。
幼稚園教諭の免許状には3つの種類がある
幼稚園教諭の免許状には、3つの種類「1種免許状」「2種免許状」「専修免許状」があります。
1つ目の一種免許状は、幼稚園教諭の養成課程のある大学を卒業すると取得できます。
2つ目の二種免許状は、短期大学などを卒業すると取得できます。また、保育士免許を取得して一定の実務経験を積み、試験に合格することでも取得できます。
3つ目の専修免許状は、幼稚園教諭養成課程のある大学院で修士課程を経ると、取得できます。
採用試験について
そんな幼稚園教員の採用試験は、公立幼稚園と私立幼稚園とで形態が異なります。
公立幼稚園の場合は、小・中・高校の教員試験と同様に、都道府県教育委員会によって採用試験が実施され、私立幼稚園の採用試験の場合には、各幼稚園が独自に選考して採用されます。
幼稚園教員になった人の学歴は8割が短大卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは短大卒約77%、大卒約55%、専門学校卒約33%です。回答者のおよそ8割近くが、短大を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「幼稚園教員になるには」のまとめ
幼稚園教員の業務に求められる資質としては、子ども好きであることが第一に挙げられますが、それに加えて、幼児の発達や学習に関する知識や技術、健康状態などを見分ける注意力や観察力、病気や事故などへの応急処置ができることも必要です。
また、じっとしていないで激しく動く子どもに対応できる体力も求められます。