障害者福祉施設指導専門員(生活支援員、就労支援員等)になるには

障害者福祉施設指導専門員(生活支援員、就労支援員等)のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

障害者福祉施設指導専門員(生活支援員、就労支援員等)になるには

障害者福祉施設指導専門員になるには、特に学歴や資格は必要ありませんが、専門的な知識や技術が求められる職業であるため、新卒で福祉施設に就職する場合は、社会福祉系の学部がある大学・短大や福祉系の専門学校の卒業生であることが一般的です。

なお、公営施設の障害者福祉施設指導専門員になる場合は、地方公務員の試験に合格することが前提となります。

障害者福祉施設指導専門員の就職について

障害者福祉施設指導専門員として就職する際には、国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を取得していると有利で、施設によっては、これらの資格を保有していることを就職する際の要件としているところもあります。

就職した後は、新卒や異業種からの中途入職者は、OJTや必要に応じて地方自治体などが主催する講習会で知識と経験を積むことで仕事を覚えていきますが、様々な事態にも対応できるようになるには、その後もさらなる研鑽を積んでいくことが求められます。

中途入職者の多い職業

この障害者福祉施設指導専門員は、人手不足が続いている職業で、欠員補充など中途採用の募集は常に行われているため、就職する機会は多く、かつては即戦力として経験者を求める傾向が強かったものの、最近では多彩な社会経験をもつ人材が就職することが増えつつあり、全体的な傾向として新卒者よりも中途入職者の方が多い現状にあります。

障害者福祉施設指導専門員になった人の6割が大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約58%、専門学校卒約26%、高卒約25%です。回答者のおよそ6割近くが、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「障害者福祉施設指導専門員になるには」のまとめ

障害者福祉施設指導専門員の業務は、障害者の人権、人間としての尊厳を重んじることに加えて、愛情と共感をもって利用者に接し、穏やかな態度で仕事に臨むことが求められ、障害者のなかには自分の意思を伝えることが苦手な人もいるため、相手の気持ちに寄り添い、何を求めているのかをしっかりと理解するコミュニケーション能力も必要です。

そんな障害者福祉施設指導専門員の多くは、利用者との信頼関係を築き、利用者が自立に向かう過程に立ち会えたり、自分なりの創意工夫が成果に結びつくことに「働きがい」を感じています。