「食品メーカー」で働く「販売職」の仕事内容・給料レポート

約980人(パート・アルバイト含む) 規模の「食品メーカー」にバイトから入社して働く、女性で「販売職」のキャリア体験談レポートです。 今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

約980人(パート・アルバイト含む) 規模の「食品メーカー」にバイトから入社して働く、女性で「販売職」のキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、調理師免許を持っているそうです。

「食品メーカーの販売職」を目指した理由

学生時代にアルバイトをしており、就職氷河期だったのもあり、卒業後入社しました。

調味料やこだわりの食材を取り扱っており、仕事自体は楽しかったのですが、作り手になりたくなり退社しました。

「食品メーカーの販売職」の仕事内容について

スタッフ皆の主な仕事内容は接客、販売、試食品サービスです。

食品や調味料の販売と軽食の販売を兼ねており、食品や調味料の販売ではラッピングも承ってました。

社員となると、月々の経営目標の作成・実行、季節に合わせたお中元や母の日などの催し物の企画・実行、売り場作り、人材管理や衛生チェックなども店舗で行なってました。

また、私のいた店舗では常に試食品を用意していたため、その成果がどれくらい売り上げに直結しているかの管理や、売り上げを伸ばすための企画を一任されてました。

店舗でできる調理には限りもあり、またどのスタッフが調理しても同じ質にしなくてはならないため、簡単な試食品のお配りでしたが、お客様が飽きることのない試食メニューや売り上げに精通するものを作成するのは大変ですが、やり甲斐のある業務でした。

勤めていた会社は全店舗の売上額だけでなく、食品毎の売上額を見ることもでき、また写真や動画で売り場作りも見れたので刺激もありました。

「食品メーカーの販売職」の1日の仕事の流れ

早番の場合

7時半:自宅を出て電車で通勤
8時半:到着
9時:前日の売り上げチェックと前日の日報、勤怠の確認
9時半:パートスタッフと共に開店準備
10時:開店
14時:お昼休憩 (1時間)
17時:両替が必要な時は両替に行く
18時半:引き継ぎをする
19時:退社

遅番の場合

11時半:自宅を出て電車で通勤する
12時半:到着
13時:仕事始め
※午前のスタッフから引き継ぎをして、パートスタッフさんの退勤・休憩を回す
17時:夜休憩(1時間)
18時:翌日の両替金の確認
18時半:発注業務
19時半:レジの一部を閉める
21時半:軽食コーナーの閉店処理をする
22時:閉店作業 (主に売上げの確認と日報処理、入金、清掃)
23時:退勤

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は25万円(残業代は月30時間以上より発生)で、ボーナスは50万円でした。ちなみに、年収は350万円でした。

早番・遅番勤務の固定はなく、変則的な勤務体制で、仕事量も多かった割りには、見合っていない金額だったと今となっては思います。

この仕事で、働いているときに困ったこと

早番・遅番勤務の固定化を図りたかったです。社員は入り組んだシフト体制(早番・遅番・早番・早番・遅番・休み)でしたので、身体への負荷が半端なかったためです。

また途中で店長が変わり、休みの日や出勤前にも仕事の電話連絡をしてくるタイプの方だったので、仕事とプライベートのON,OFFをきっちりつけたいわたしには合いませんでした。

緊急性のことならともかく、店舗で解決できることは、いちいち電話を貰いたくなかったです。

この仕事や職場でよかったこと

正直、結構ブラックな企業だったので、労基上では恵まれていたことはなかったように思います。

エリアマネージャーが個々の能力を活かした仕事をしようというタイプの方だったので、ラッピングなどの苦手な業務はゆっくり覚えていけば良いことは助かりました。

また、百貨店の中にある店舗だったため、防衛上の対策を百貨店の方がしてくださったこと、また店舗の企画も百貨店の方が盛り上げてくださったことや、百貨店の接客研修などを学べたことなどは良い点でした。

「食品メーカーの販売職」の仕事エピソード

わたしの企画した試食フェアが盛り上がった時です。

お客様自身に試食でお出しした商品を全てお買い上げしていただいたり、わたしのレシピをメモしてくださったりしたことと売り上げ目標に達成できた時にやり甲斐を感じました。

また常連のお客様がついてくださり、名前で呼んで下さって、贈答用の商品のご相談から日々のお夕食作りのご相談をしてくださる間柄になれたときには、仕事を通じて出会ったお客様なのにお客様と店員を超えた良い関係を築けるようになれたことに感謝しました。

そのやり甲斐があったからこそ、労働環境が辛くても働けたのだと思います。

「食品メーカーの販売職」の職場恋愛について

飲食業や販売業には多いように思います。現場の社員は土日休みではなく、出会いが限られることも関係しているかと思います。

同業者だと休みも合わせやすく、片方がオフィスワークのような職だと会う時間も取りづらいかと思うので、お付き合いが始まったら続きやすいのではないかと思います。

また他のどの職でもそうだと思いますが、興味のあることや環境が似ていると恋愛に発展しやすく、長続きもしやすいのではないかと思います。

まとめ ー「食品メーカーの販売職」を目指す方へメッセージ

現場での販売職は体力勝負ですが、お客様の笑顔を直に感じられるので、やり甲斐も大きいと思います。

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