介護支援専門員になるには

介護支援専門員のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

介護支援専門員になるには

介護支援専門員になるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格して実務研修を受けた後、各都道府県の介護支援専門員名簿への登録が必要で、その後、介護保険事業所として指定を受けた居宅介護支援事業所(ケアプラン作成機関)または介護保険施設に就職して業務を行うことが一般的です。

介護支援専門員の受講試験には一定の資格と実務経験が必要

介護支援専門員の受講試験を受けるには、福祉・保健・医療に関する指定された法定資格を持ち、対人援助業務の経験が5年以上で従事した日数が900日以上であること、または特定の福祉施設・介護施設・障害者支援での相談援助業務の経験が5年以上かつ従事した日数が900日以上であることなど、一定の資格や実務経験が必要です。

なお、介護支援専門員の資格は更新制で、5年ごとに更新に必要な研修を受け、申請手続を行う必要があります。

そんな介護支援専門員の多くは、介護福祉士や社会福祉士など介護や相談援助の仕事を経験してきた人や看護師などです。

主任介護支援専門員制度について

介護支援専門員には、上級職として主任介護支援専門員制度も導入されており、主任介護支援専門員は介護支援専門員を統括し、指導・育成を行うほか、経験が必要なケースを担当します。

この主任介護支援専門員になるには、介護支援専門員として5年以上の経験があり、主任介護支援専門員研修を受講する必要があります。

介護支援専門員になった人の学歴は半数が専門学校卒または大卒

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは専門学校卒約54%、大卒約49%、高卒約31%です。回答者のおよそ5割以上が、専門学校または大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

「介護支援専門員になるには」のまとめ

介護支援専門員の業務は、福祉や医療に関する幅広い知識、介護保険をはじめとする福祉・医療関連の様々な制度や施策への理解が必要です。

また、介護者を側面的にサポートする対人援助の専門家として、介護を要する高齢者や家族など、ケアサービスを受ける立場で考える姿勢はもとより、サービス利用者のプライバシーへの配慮、守秘義務や高いレベルの倫理観などが求められます。