検察官のキャリアの流れ
検察官になるには
検察官になるには、基本的には、法科大学院を修了するか、司法試験予備試験および司法試験に合格した後、約1年間の司法修習を経て試験に合格し、裁判官・検察官(検事)・弁護士のいずれかになる資格を得ることが必要です。
地方検察庁で経験を積んだ後は適性などに応じて幅広く配置される
なお、検察官は、主に検事と副検事があり、任官志望者の中から、能力・適性・人格・識見に優れた者が任命され、採用後5年間程度は、基本的に地方検察庁で勤務して経験を積み、その後、それぞれの適性や希望に応じて全国の地方検察庁はもちろん、海外研修や法務省への異動など幅広く配置されます。
また、比較的軽微な事件のみを取り扱う副検事については、検察事務官などで選考試験を経た者の中から任命されることが原則とされています。
検察官になった人の学歴は8割が大学院卒
「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは修士課程卒80%、大卒65%、博士課程卒15%です。回答者の8割が、大学院(修士課程)を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。
「検察官になるには」のまとめ
検察官の業務は、原則として被疑者を起訴するかしないかを決定する唯一の権限を与えられているため、事案の真相を解明するためのねばり強さや強固な意思と緻密な分析力、そして冷静な判断力が求められます。