麻薬取締官になるには

麻薬取締官のキャリアの流れ

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JOBS GATE編集部作成

麻薬取締官になるには

麻薬取締官になるには、厚生労働省の地方支分部局である地方厚生(支)局麻薬取締部に勤務する国家公務員であるため、大卒程度試験の国家公務員採用一般職試験の「行政」または「電気・電子・情報」に合格するか、薬剤師または薬剤師国家試験の合格者で29歳以下の場合には麻薬取締部の試験に合格して採用されることが必要です。

より高い専門知識が必要な職業

なお、麻薬取締官の定員は、2019年4月現在約300人で、薬学や法学などの専門知識を必要とすることから、政令により下記の4つの条件のいずれかを満たすことが定められています。

1)2年以上麻薬取締に関する事務に就く
2)3年以上薬事に関する行政事務に就く
3)大学において法学または薬学の学士取得者
4)短大・高専において法律や薬事を専攻して卒業後、1年以上麻薬取締に関する事務に就く

麻薬取締官として採用された後は、一定の実務経験を積んだ後、麻薬取締官研修を修了すると、麻薬取締官として正式に任命されます。

麻薬取締部には部長の下に調査総務課・捜査課・国際情報課・情報官・密輸対策官・鑑定官等が配置されており、任命後はそれぞれの課に配属されます。

麻薬取締官になった人の学歴は圧倒的に大卒が多い

「日本版O-NET」の学歴アンケート情報によると、学歴チェックで多かった3つは大卒約86%、修士課程卒約46%です。回答者のおよそ8割以上が、大学を卒業していることがわかりました。なお、アンケートは重複回答のため、学歴は複数選択されています。

そんな麻薬取締官は、捜査には危険が伴うこともあるため、逮捕術訓練や拳銃射撃訓練も受けます。