「Web制作会社」の「デザイナー職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート IT/インターネット業界編、「Web制作会社」の「デザイナー職」のキャリアレポートです。

仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - IT・インターネット系業界

IT/インターネット業界で働く、「デザイナー職」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:制作会社のデザイナー職
業種:Web制作会社
上場している場合の種類:していない
会社の人数(社員数):約20人
入社ルート:中途入社
所有資格:アーク溶接、ガス溶接、商業施設士

この業界・この会社を目指した理由

美術大学でデザインを学び、デジタルのデザインが嫌いで大手アパレルメーカーに入社しましたが、小さな会社の方が自由にデザインの仕事が出来ると考えたためです。嫌いなものを経験してみようとも考えました。

「Web制作会社」の「デザイナー職」の仕事内容について

デザイナー3人のみの部署でホームページのデザインとランディングページのデザインを担当していました。基本的にアートディレクターからの指示で大体の構成は出来ているので、そこからデザインをしていきます。

アイコンやイラスト作成などの部分的なデザインだけの場合もありますが、ホームページ内の各ページをチームで振り分けて作業することもあります。ランディングページの場合は基本的には1人で制作をしていきます。別にコーディングを担当している部署があるので、仕様を話し合いながら進めていきます。

基本的に制作物はアートディレクターの確認が終わった後、コーダーに渡すのでこの会社ではデザイナーによるコーディング業務はありませんでしたが、コーダーが忙しい時に、簡単な文字修正などは行ったことがあります。

また、この会社では印刷物のデザイン業務も行っていたので、雑誌、パンフレット、リーフレットなどのデザイン業務も並行して進めていました。

「Web制作会社」の「デザイナー職」の1日の仕事の流れ

7時:自宅を出て、自動車で通勤する
7時20分:到着
7時30分:前日の作業開始
(メールチェック後、広告代理店担当者に電話、ホームページデザイン、印刷物デザインなど)
14時:お昼休憩
14時30分:作業開始
17時:打ち合わせ
18時:作業開始
23時:打ち合わせ
24時:修正作業
3時:退勤

お昼休憩を取らないことがほとんどでした。とにかく常にパソコンに向かって作業をしていたかと思います。打ち合わせは基本的にアートディレクターとデザイナーのみで、たまにクリエイティブディレクター、コーダーが入る場合があります。

クライアントなど外部との打ち合わせは殆どなく、アートディレクターが行なっていました。忙しい時は会社に何日も泊まることがありました。

「Web制作会社」の「デザイナー職」の給料・残業・有給休暇について

月給26万円(残業代込)、ボーナスなしで、年収312万円ほどでした。

ほぼ毎日が残業でした。web系は給料がいいといいますが、全くそんなことはありませんでした。ただ、半年に一回7500円程給料が上がるので、それだけが救いでした。有給休暇も取れなかったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

残業が多すぎるのにもかかわらず、残業代が1円も支払われなかったことに困っていました。残業をなくすか、残業代を支払うかどちらかにしてほしかったです。23時から始まる打ち合わせも納得がいかず、気になっていました。

インターネットは24時間使えるからこそ、24時間対応出来るようにしないといけないから運営、制作側は大変だと言われ続けて残業を強いられていましたが、それならそこに人件費を割く改善をして欲しかったです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

上司以外の同僚には恵まれていました。同僚の人柄あってこそ3年近く続けられたと思います。小さな会社だったので、たまにやってくる社長がランチや夜食を振る舞ってくれたのにも助かりました。

また、何年か前にやってきたノラ猫を飼っていたので、とても癒されました。猫を飼ったりするのは、一般企業だとあまり出来ないことだと思いますが、小さな会社でベンチャーITだからこそなところがあるかと思います。

あとは、自転車通勤も可能だったので、頑張り次第で交通費が浮かせることが出来るのは良かったと思います。

「Web制作会社」の「デザイナー職」の仕事エピソード

遠く離れた家族や友人が自分が作成したホームページをどこでも見ることが出来て、感想を聞くことが出来ることに最初はとても感動しました。転職をするまでは、印刷物のデザイン制作を担当していたので、遠く離れた家族や友人が自分の作品に触れる機会が少なかったので、インターネットの一番の醍醐味だと思いました。

大変だったことはやはり24時間体制だったことです。制作側も24時間体制だとは考えてもいなかったので驚きました。他の企業はシフト制もしくは次の日に修正するなどの対応をしているので、私のいた会社は大変お人好しだったのだと思います。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください 

毎日が残業のため体調を崩し、退社しました。

この会社・職場での職場恋愛について

職場内で結婚された方は1組いました。あと、クライアントさんと結婚された方も一名います。ただ、忙しすぎて時間がなくあまり恋愛する雰囲気はありませんでした。

私もそうでしたが、結婚されている方は学生時代に出会った方が多い印象でした。長時間勤務で、朝まで会社にいたので、化粧はとれて、髪も服装も適当でお風呂も入れない日がほとんどだったので、恋愛は私は全く考えられなかったです。

一名はお見合いを親戚に勧められて、何度かチャレンジしている人はいましたが、結婚までは至っていませんでした。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

便利だからこそ、運営側は大変な業界かと思いますが、ちゃんとした会社ならとてもいい待遇がある業界だと思います。頑張ってください。

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