「東証一部上場の小売販売会社」で働く「販売職」の仕事内容・給料レポート

東証一部上場企業の小売販売会社で働く、新卒で入社した女性の「販売職」によるキャリア体験談レポートです。今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

東証一部上場企業の小売販売会社で働く、新卒で入社した女性の「販売職」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、医療事務の資格を持っているそうです。

「小売販売会社の販売職」を目指した理由

この職場があった場所が、友達などの間では人気がある、一種のステータスのある地域でした。その場所でしかも一流企業で働けることは優越感にもつながりました。

「小売販売会社の販売職」の仕事内容について

庶務課サービスカウンター担当でした。仕事内容は本当にたくさんありました。

大まかに言うと、全館で購入された商品が贈答用だった場合、用途に応じてラッピングします。バースデー用なら包装してリボンをかけます。何かのお返しものなどなら、包装して熨斗をかけます。その熨斗も自分たちで筆で手書きしていました。その商品が多かった場合は包装などが終わったら、お車までお運びするのも仕事でした。

もちろん、そのほかには店内の案内、迷子の確保、落とし物のお預かりと落とし主が見つからなかった場合の物を警察署へ週に1回まとめて届けに行ってました。

また、切手やハガキを販売していましたが、それも郵便局へ買いに行きました。通常のお客様が購入するカウンターで買うのではなく、わざわざ面倒な手続きをしなければいけなかったので人手不足の中大変でした。

館内で行っている催しなどやインフォメーションの店内放送もしました。お客様のお呼び出しなどもそうです。商品券、ギフト券の販売、駐車券の発行、宅配便の受付、集荷への受け渡し、たばこの販売、きりがないです。

「小売販売会社の販売職」の1日の仕事の流れ

早番と遅番がありましたが、パートさんが早番を希望することが多かったので、自分は遅番が多かったです。

9:30:家を出て自動車で通勤
10:15:到着 警備室から入り、制服に着替える
10:30:始業 庶務課で上司と軽くミーティング
※すぐに担当のサービスカウンターに入ります。
※お昼は一人ずつ交代でとりますが、自分は13:45くらいから45分間というお昼休憩が多かったです。夕方もう一度15分の休憩があります。15:20くらいからでした。そこから閉店までは休憩はありません。
19:30:定時
※庶務課ですので閉店業務も手伝うため、20:00まではかかっていました。その後は着替えて警備室でバッグの中などのチェックを受けます。
20:15:会社を出ます

「小売販売会社の販売職」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は20万円くらい(残業代込み)で、ボーナスは70万円くらいでした。

残業はあまりない方だと思います。完全週休2日制で、土日や祝日の休みは月に1度くらいはとれました。その他にもお盆やお正月の時期はずらさなければいけませんが、夏休み7日間、冬休み5日間も取れました。

この仕事で、働いているときに困ったこと

サービスカウンターという場所柄、男性のスタッフはほとんどいないので、重い荷物を運ぶときや、とても重い包装紙の束を倉庫から持ってくるのが大変でした。

胸に顔写真入りの名札をつけるのですが、たまに名指しで外線が入り、いたずら電話があったのが困りました。相手がお客様であるということから、あまり強い口調で断ることもできないので、大変でしたし、気持ちの悪い思いもしました。

「お客様は神様だろう!」と怒鳴り散らす方もいれば、野球チームを持っていた会社でしたので、「夕べの試合はなんだよ!」と急に怒られたり、理不尽なことが結構ありました。

この仕事や職場でよかったこと

土日、祝日にお休みが取れないのは残念な面もある反面、逆に職場の友達と休みを合わせれば遊びに行くのには道も空いていて、レジャー施設も混んでいないので良かったと思います。

セール時期にもあまり混雑せずに買い物できたり、平日割引が使えるので平日休みの利点でした。

バブル崩壊後もまだギリギリ良い条件で働けていたので、やめる時もしっかり退職金もいただけて、結婚退職でしたので、組合からもお祝いの品やお祝い金、組合青年部からもお祝い金をいただいたりしました。

残っていた有休もすべて使ってやめることもできました。

「小売販売会社の販売職」の仕事エピソード

よくお買い物にいらっしゃる近所のおばあさまになぜか好かれてしまい、「これ安いけど結構いいのよ、使って!」と、うちの店で購入されたタオルやお菓子などをおすそ分けしてくれる、可愛いお客様がいらっしゃいました。

手書きの領収書も発行していたので、顔なじみの常連さんもできてくるので、「忙しそうね、がんばってね、」などと毎回1分足らずの接客の間柄であるにもかかわらず温かい言葉をかけてくれる方がいらっしゃったりすることもたまにありました。

ギフト用に何点か購入され、箱詰めをご希望されたのでなんとか見栄え良く工夫して、確認して頂いた時には、「こんなにきれいにしてくれてありがとう!」とよろこばれ、とてもうれしい気分になりました。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください

結婚退職でした。

「小売販売会社の販売職」の職場恋愛について

職場恋愛は案外多かったように思います。

転勤が多い会社なのですが、聞いてみると前の店舗に恋人がいるとか、同じ店舗で付き合いだして結婚した、とかも結構ありました。特に男性は転勤しないとお給料や階級も上がりづらいので、遠距離恋愛になってしまう方、そのあと分かれて同じ店舗の方とお付き合いをする、というパターンが多かったかもしれません。

職場以外では友達の友達、とか、就職前からずっと付き合っていて結婚、という方もいらっしゃいました。

まとめ ー「小売販売会社の販売職」を目指す方へメッセージ

接客業はたくさんのお客様に接する大変な仕事です。でも、たくさんの方に接する分、自分も成長できるお仕事だと思っています。

とてもやりがいのあるお仕事だと思います。

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