「法律事務所」の「司法書士」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート 法律関係業界、「法律事務所」の「司法書士」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - 法律系業界

法律関係業界で働く、「司法書士」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:司法書士
業種:法律関係
上場区分:非上場企業
入社ルート:中途入社
所有資格:司法書士

この業界・この会社を目指した理由

法律に興味があり、困っている人の役に立ちたかったからです。また、女性が結婚、出産後に仕事を続けるためには資格があれば有利になると考えたからです。

「法律事務所」の「司法書士」の仕事内容について

主に不動産登記及び商業登記の代理申請、裁判事務(裁判所に提出する書類の作成)を行っていました。その中でも不動産売買登記の仕事がメインでした。

具体的には、登記申請に必要な書類を作成し、不動産売買代金決済に立ち会い、必要書類に売主と買主に署名捺印を頂いた後、法務局に登記申請書類を提出しておりました。尚、買主に金融機関からの融資がある場合は、抵当権設定登記の申請も行っておりました。

また、相続登記の案件も多くあり、お客様からの相談、受任、書類作成、納品に至るまで一連の手続きを任せて頂いておりました。商業登記については、会社設立や役員変更の書類作成を行いました。

裁判事務については、相続放棄や失踪宣告の書類作成を行いました。

また、案件としては少なかったですが、簡易裁判所における訴訟代理の仕事もありました。具体的には、古い抵当権を抹消するために、裁判を起こして勝訴判決を得て手続きをした案件がありました。

「法律事務所」の「司法書士」の1日の仕事の流れ

7時:自宅を出て、自動車で通勤する 
8時:事務所に到着 
8時30分:仕事開始のため、書類作成を始める 
9時:ハウスメーカーに出向き、担当者と打ち合わせする 
10時:午後の不動産売買の決済のための書類の最終チェックを行う 
11時:事務所を出て決済場所に向かう 
12時:決済場所の近くで昼食を取る 
13時:不動産売買の決済に立ち会う 
14時30分:不動産売買の決済が終わったため、法務局に登記申請するための書類をまとめ、法務局に向かう 
15時30分:法務局に到着、登記申請 
16時:金融機関に登記申請の受領証をファックスする 
17時:事務所に戻って、完了した仕事のまとめをする 
17時半:事務所の掃除をする 
18時:事務所にお客様が来て、登記案件の打ち合わせをする

「法律事務所」の「司法書士」の給料・残業・有給休暇について

月給30万円(残業代込)・ボーナスはなしで、年収360万円でした。

年末や年度末には残業が多くありました。比較的少人数の事務所でしたが、有給休暇は取りやすかったです。

ただし、大安や友引など日柄が良い日は仕事が増える傾向があり、その日は有給休暇を取らないようにしていました。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

少人数の事務所で家族経営の事務所で働いていたため、経営者(所長)一家の意見で仕事が決められている傾向があり、従業員である私が意見を言うことが難しかったです。

また、所長の意見に反することを述べると仕事がしづらいことがあり、なくなく所長の意見に従わないといけないことに困っていました。少人数でも従業員全員の意見を取り入れてもらえるような職場になってくれると良かったなと思います。

また、福利厚生がしっかりしていてほしかったです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

従業員仲間の先輩が大変優しく、人には本当に恵まれていたと思います。お昼ご飯も皆で和気あいあいと食べ、雑談もし、すごく楽しい職場でした。仕事の相談もプライベートの相談も、先輩方は親身になって聞いてくたことが嬉しかったです。

また、本当に仕事のできる先輩方にたくさんのことを教えて頂き、司法書士として一人でも開業できるという自信を持つことができました。事務所が土地家屋調査士と行政書士業務も行っていたため、そちらの勉強ができたことも良かったです。

「法律事務所」の「司法書士」」の仕事エピソード

お客様に感謝されたことは私にとって嬉しかったです。

大変だったことは、気の難しいお客様がおり、怒らせてしまったことです。具体的には、司法書士は本人確認が重要な仕事で、必ず運転免許証を確認し、本人確認をしないといけなかったのですが、大変お忙しいお客様が運転免許証を提示することを拒み、さらに土下座して謝れと言われてしまいました。

事務所に入って間もない頃でしたので、私もお客様の前で泣きながら土下座して謝って、泣いて事務所に戻りました。仕事をしている立場からすると、泣いてはいけなかったなと心から反省しております。

この会社・職場での職場恋愛について

少人数の職場でしたので、職場恋愛は少ないとお思います。職場恋愛になっても、人数が少なすぎて別れた場合は気まずいことになると思います。

職場以外では、やはり合コンや知人の紹介、お見合いなどでお付き合い・結婚にいたる方が多いと思います。

職場恋愛がある人だと、付き合いのある金融機関や不動産屋の人と出会い、恋愛関係になると聞いたことがあります。職場恋愛になった方は、最終的に結婚し、今も幸せにされているみたいです。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

司法書士は地味な仕事ですが、やりがいがあって楽しいです。頑張ってください。

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