「歯科医院」の「歯科衛生士」に関する仕事内容・給料レポート

歯科医院で働く、キャリア8年の「歯科衛生士」(正社員)のキャリアレポートです。

今回は、その「歯科衛生士」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

歯科医院で正社員として働く、キャリア8年の「歯科衛生士」によるキャリアレポートです。

「歯科医院の歯科衛生士」の仕事内容について

「歯科医院で働く歯科衛生士」の主な仕事内容は、患者さんの口腔内のケアです。

歯石を取ったり、歯肉炎予防の治療を行ったり、また、虫歯を予防するにはどんなことをすると良いのかを説明します。

その他にも、医師の助手についたり、レントゲンを撮ったり、口腔内の状況をカルテに記載したりなどの細かい業務もあります。

私が就業している歯科医院は、スタッフの数が少ないので器具の滅菌作業や、会計業務なども行っています。

その他にも月に一度レセプト業務というものもありまして、診療報酬を国へ請求するというものなのですが、カルテの内容と照らし合わせたりなどの作業が本当に大変です。患者さんの数が多ければ多いほど大変になってくる作業なので、多い時は朝から夜まで治療には関わらずにレセプト作業をしている、なんて日もあります。

その他には、地域の歯科検診に行って医師の補助を行ったり、病院や老人施設へ訪問診療をすることもあります。その際、義歯の調整や口腔ケアをおこなうのですが、院内とは違って治療のやりにくさがあったり不便な面もたくさんあります。

「歯科医院の歯科衛生士」の1日の仕事の流れ

8時半:出勤・診療準備
9時:午前の診療開始
12時半:午前の診療終了
ー14時:お昼休憩
14時:午後の診療開始
17時頃:30分の休憩
19時頃:午後の診療終了
ー19時半:掃除や後片付け後、業務終了

「歯科医院の歯科衛生士」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、「歯科医院の歯科衛生士」の月給は23万円、ボーナスは夏が15万円で、冬が20万円です。残業は1時間ごとに1000円つきます。

有給休暇は取りやすいですが取らないでいると、休みなさいと言われるのでちょこちょこお休みしています。

この仕事で、働いているときに困ったこと

電話予約をせずに急にくる患者さんに困ります。予約の方が優先なので、待ち時間があると言っても、そんなに待てない等の自分勝手な事を言ってくる患者さんも少なくはありません。

急に来られた方に対して、どういう伝え方をすれば、いやな気持ちになることなくお待ちいただけるのか、また再発防止のためにどう伝えたら次回からは事前に電話予約してくれるのかと考えることが多いです。

急な患者さんが来ることによって、その後に予約をしている患者さんに待ち時間があっては予約の意味がないと怒ってしまう患者さんもいますので、その点スタッフ・医師共に悩まされるとこです。

この仕事や職場でよかったこと

上司はもちろん、周りのスタッフ達との関係性がとても良く、仕事についての悩みや困った事があると相談に乗ってくれますし、一緒に解決策を考えてくれる等、とても働きやすい環境です。

人間関係がとてもよく、家庭の事情で急なシフトの交代などにも嫌な顔をされることなく、「お互い様なんだから気にしないで!」と優しい声をかけてくれる同僚がいる職場です。

給料面でも、通勤手当を燃料の高騰に合わせていつもより多く支給してくれたりするので、とても助かります。

「歯科医院の歯科衛生士」の仕事エピソード

長い治療を経て、ようやく治療終了!となった患者さんから、長い間ありがとう。おかげさまで痛まなくなったし、良くしようと努力するようになりました、と言われた時は、嬉しかったですし、やりがいを感じた瞬間でした。

失敗したことは、銀歯など小さいものの誤飲です。口腔内での作業が多い仕事ですので、奥歯への銀歯装着の際に、誤って患者さんの喉のほうへ落としてしまった、、なんて時は焦ってどうしていいのか分からなくなってしまいます。

飲み込んでしまった時、焦る私に代わって上司が患者さんへ説明してくれて、病院へ行きレントゲンを撮るなどの処置を行ってくださいました。それからは同じ失敗をしないよう、最善の注意をはらって口腔内での作業をおこなっています。

まとめ ー「歯科衛生士」を目指す方へメッセージ

「歯科衛生士」という仕事は、やはり医療の現場での仕事ですので、難しい点もたくさんありますし覚えなければならないこともたくさんあります。

しかし、それらは努力に必ず結びついてくるものなので、諦めずに頑張ってほしいです。
患者さんに「ありがとう」と、一言言われるだけでとてもうれしく、やりがいを感じられる仕事です!

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