「ゲーム開発会社」の「ゲームプログラマー・デバッグ職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート ゲーム/アニメ業界編、「ゲーム開発会社」の「ゲームプログラマー・デバッグ職」のキャリアレポートです。

仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - ゲーム・アニメ系業界

ゲーム/アニメ業界で働く、「ゲームプログラマー・デバッグ職」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:男性
職業・職種:ゲームプログラマー、デバッグ
業種:ゲーム開発系
上場区分:不明
会社の人数(社員数):30人前後
入社ルート:中途入社
所有資格:Word2016expert

この業界・この会社を目指した理由

学生の時に始めてツクールに触れて、その後独学でc言語を学び、見様見真似でゲームを作りをはじめた結果、見事にこの世界にハマってしまい、製作者サイドで更に見聞を深める為選びました。

「ゲーム開発会社」の「ゲームプログラマー・デバッグ職」の仕事内容について

ゲーム製作者サイドで働く開発者としての最初の仕事は、誰もが通る道ですが記録雑務から始まりました。そこから上司に社会人としての最低限のスキルを教わり私は恵まれていたと思います。初歩の初歩から付きっきりで教えて頂き、c言語からc + +まで懇切丁寧に教えて貰いました。

その後は外注営業のイロハや応対を経てようやく2年目にして開発へ。その間の期間にWord expertを取らして頂き、当時必須だったパワーポイントなども教えて頂きました。

開発としては主にエディタの下地から始め、ゲーム制作の初期段階からさせて頂きました。この頃はまだドット絵が主流の時で、素人ゲーム製作者の時はコピペを少し弄る程度の物でしたが、やはりそこは企業。著作権の絡みでちゃんと一から徹底的にやりましたが、非常に難しい時期だったのはいい思い出です。

その時を経て段々とスキルは上がりましたが、その過程で一番困ったのは業界の変化とユーザー変化です。特に業界の変化は主にグラフィックの著しい進化に伴い開発環境も底上げされるものです、毎回新しく脳みその情報の上書きに苦戦します。

また、時代が硬派なrpgから可愛い女の子志向の所謂萌え文化に走った、いわば境目の時期であり、その事に開発者として非常に頭を悩ます物でした。こう言った事を経て現在に至ります。

「ゲーム開発会社」の「ゲームプログラマー・デバッグ職」の1日の仕事の流れ

私の職場では基本48時間労働フル拘束が基本でした。社内オフィスに仮設住居があるのでとても有り得ないシフトでした。

3:00出勤
3:30朝礼
4:00朝食(カップラーメン)
4:30仕事開始
9:00社内ミーティング
9:30開発会議からの仕事
12:00昼食
12:20仮眠
15:30仕事開始
22:00夕食
2:00仮眠
3:30朝礼
9:30各自担当企業へ案件の進捗状況報告&案件内容照らし合せ+ご機嫌取り
23:00 前後 会社に戻る
0:00業務終了

そして一日オフでまたループ。これが大まかな流れでした。これはあくまで忙しくない時限定になります。納期の絡みや人手不足な時は休みが無くなるのは当然で、休めない倒れないお腹空かないの三拍子が私の日課です。

拘束時間は少し長いとは思いますが、好きでやっている仕事なのでいつのまにか10時間過ぎてる感覚が極めて普通で、無意識にデスクで何か口に入れているので余りお腹も空かない素晴らしい環境でした。適度に体を伸ばすなどもするので特に苦でもないので私にとっては天職でした。

「ゲーム開発会社」の「ゲームプログラマー・デバッグ職」の給料・残業・有給休暇について

月給は40万前後、ボーナスはほぼ毎月出ていました。それに加えて夏と冬と春にボーナスがありました。夏は約70万、冬少し下がり40万手前、春はお年玉と称して社内レクリエーションのおせちが振舞われ1、2、3日はお休み&30万前後のお年玉振舞われていました。

有給休暇は一切取れませんが、その代わり休暇の買取をしてくれるのでお金になります。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

困った事は多々あるのですが、少しピックアップすると第一に長続きしない人が多く常に人手不足でした。

第二に完全缶詰な仕事な上、ほぼ家に帰れない為、インフルエンザの蔓延が社内パンデミックする為、インフルエンザや肺炎に限らず社内で起きて社内で完結するという病弱な人には無理な環境という事です。

第三に基本風呂に入る時間も無いので、とても臭くなりだんだん慣れてしまう事です。

第四に男性女性いましたが、お互いに気を使わなくなりメンタル的に病む人が多かったくらいです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

基本的に缶詰ではあるのでお金をほぼ使わないのでガンガン溜まりました。正直な話、一年ほぼ社内にいたので家賃いらずな生活だった為、一年で約600万円貯まっていました。

それに加えて社内持ち株制度や福利厚生がしっかりしていたので、休みの日は社内で映画会を企画して開いたり、社内オフィスで飲み会や懇親会を自由に行うなど、傍から見れば異常拘束なんでしょうが、みんな好きでやっているので最高の仲間と常に一緒に居られる最高の環境でした。

「ゲーム開発会社」の「ゲームプログラマー・デバッグ職」の仕事エピソード

感動したことはやはりユーザーからのアンケートで神と書かれたり、最高のゲームをありがとう!と書かれたことです。今のゲームの様にダウンロード商法がない時代だったので、感想がダイレクトな評価でした。正にユーザーこそが私達製作者の神であると断言出来ます。

逆に失敗としては、やはり人員不足の為にデバッグ素人のアルバイターに任せきりになってしまい、不完全なゲームを世に出した事があり、愛して頂いているユーザー達から大バッシングを受けた事です。この時は流石に心が折れそうになり飛ぼうかと思ったのは苦い思い出です。報連相は大事だと実感しました。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください 

同人ゲームが流行り始め自分もそれに便乗した為です。

この会社・職場での職場恋愛について

職場恋愛は各企業によりけりでしょうがあり得ました。というより男性x2や女性x2の割合もそれなりに多く、一部趣向な人には正にメシウマな所でした。と言うのもゲーム会社なので様々なゲームを扱います。rpgに限らずボーイズラブゲームも扱いました。

その結果、そう言った特殊な何かに目覚めた男性も少なくありません、事実私がそうです。と言いましてもシナリオが好きなだけでこの手の事が好きな女性と巡り会い現在もお付き合いさせて頂いているので、ある意味特殊ではありますが出会いは大いにあると言えるでしょう。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

いい上司に巡り会う事を祈っています。

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