キャリアレポート 音楽/エンタメ業界、「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。
Contents
- 1 はじめに - 音楽・エンタメ系業界
- 2 この業界・この会社を目指した理由
- 3 「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の仕事内容について
- 4 「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の1日の仕事の流れ
- 5 「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の給料・残業・有給休暇について
- 6 この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
- 7 この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
- 8 「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の仕事エピソード
- 9 すでに辞められている場合、その理由を教えてください
- 10 この会社・職場での職場恋愛について
- 11 まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
はじめに - 音楽・エンタメ系業界
音楽/エンタメ業界で働く、「事務職」のキャリアレポートです。
職業・職種:N社、事務職
業種:CD制作、アーティストマネジメント会社
上場区分:非上場企業
会社の人数(社員数):約100人
入社ルート:新卒入社
所有資格:毛筆書写検定1級、普通自動車第一種運転免許、簿記検定3級、食品衛生責任者
この業界・この会社を目指した理由
音楽が好きで、音楽に携わる仕事がしたい、自分で音楽を生み出したいと思ったことがきっかけです。
また、まだ世に知られていない才能豊かなアーティストを世に送り出すことをしたいと思ったからです。
「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の仕事内容について
J-POP、J-ROCK部門の制作担当のデスク(事務)の仕事です。内容は、主にCD制作アシスタント業務と部内庶務です。
CD制作アシスタントというのは、ディレクターの補助になります。アーティスト事務所とのスケジュール調整やレコーディングスタジオのスケジュール確認、レコーディング当日のケータリングなど身の回りのお世話などがあります。
また、CDリリースに当たりジャケットデザインの確認、歌詞カードの文字校正、簡単なPOPやチラシをillustratorを使用しての作成などにも行っておりました。
また、WEB記事の作成やページ制作、SNSへの投稿をしておりました。アーティスト主催のコンサートやイベントがあった場合は、関係者受付業務、ケータリング用意などもしておりました。
部内庶務では、ディレクターの勤務管理、会議資料制作、宣伝部や営業部に配布するCDリリース資料制作、部内経理処理や社内パーティーでの受付業務などを行っておりました。
「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の1日の仕事の流れ
日勤の場合
8時に自宅を出発、電車通勤
9時前に会社到着
9時に朝礼、朝礼後メールチェック、
10時から部内会議、会議終了後議事録作成
13時ごろにお昼休憩(60分)
14時頃事務作業
18時終業
外勤の場合
時間は現場によって異なります。今回の場合コンサート受付を行った際の代表的な一日の場合です。
8時に自宅を出発 電車通勤
9時前に会社到着 コンサートに向けての準備及び1日分の庶務業務を処理する。
12時頃お昼休憩(60分)
14時頃コンサート会場へ向かう
15時頃コンサート会場にて準備
17時頃受付開始
18時頃コンサートスタート
20時半頃コンサート終了 お客様お見送り、撤収作業
23時頃終業
「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の給料・残業・有給休暇について
月給約20万円(残業代別)、ボーナスは業績に応じてでしたので、出ないことの方が多かったです。出ても給料1か月分程度でした。年収は300万円弱でした。
通常の日であれば残業はほとんどありませんでしたが、レコーディングやコンサートの現場では終電ギリギリとなることが多かったです。比較的有給休暇は取りやすかったですが、コンサートなどのイベント時は絶対にNGでした。
この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
とにかく締切ギリギリの案件が多く、また、案件数が多かったためいつも間に合うか不安でした。この時間が過ぎるとリリースに間に合わない!など死活問題になってしまうにも拘らず、締切2時間前に歌詞の文字校正やデザインチェックなどがおりてきたときは、他の立て込んでいる仕事すらできず、それにかかりっきりになってしまうのでどんどん仕事がたまり悪循環となってしまいました。
デスクが一人しかいなかったため庶務業務の処理が中々追い付かないことも多く、システムの改善をしたかったです。
この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
とてもハードで大変な仕事ではありましたが、音楽に囲まれていた仕事場は楽しかったです。ラフな服装でも全く問題がありませんでしたので、自分の好きな服装で出勤できたこともうれしかったです。
また、職場の方々も理解ある方々に恵まれましたので、仕事が立て込んでいた時や残業が続いた時など気を使ってくださる方ばかりで、とても働きやすい環境でした。
そして、最新の音楽の情報やコンサートに気軽に行けることもとても嬉しかったです。
「CD制作・アーティストマネジメント会社」の「事務職」の仕事エピソード
なんといっても自分が携わったコンサートが多くの人々に感動を与えて、笑顔で帰宅してもらえた姿を見ることが出来ること、夢を与えることが出来ることです。
ファンの方々から「ありがとうございます」と直接言われた時の何とも言えない感動は今でも心に残っております。
また、DVDやCDなど自分の仕事の成果が目に見えるものとして自分の手に入るということや、クレジットなどに自分の名前があることに感動をしました。
自分が携わった仕事が実物として目の前に手に入るということ何にも代えられない感動です。将来自分の子供に見せてあげたい、聞かせてあげたいと思います。
すでに辞められている場合、その理由を教えてください
妊娠のため退職しました。
この会社・職場での職場恋愛について
職場恋愛は多かったように思います。社内恋愛は禁止ではありませんでしたが、公に公表をしている人はあまりいなかったので憶測にはなってしまいますが。大きい会社ではないので、周りが気を使ってしまうことが多くあったので公にしていない人が多かったです。男性比率の高い会社でしたので、女性は大概誰かしらとお付き合いをしておりました。
社内以外では、取引先の方との交際や結婚をしている方が多かったです。その他、学生時代からお付き合いしている方との結婚も見られました。
まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
華やかでキラキラしている業種ですが、その分、ハードで大変な業種でもあります。ですが、頑張れば、とてつもない感動が待っている業種でもあります。
一つの物を創り上げる喜びは他では味わえない感動があると思います。諦めない気持ちが一番大切な業種だと思いますので頑張りましょう。