「不動産賃貸・物件管理会社」の「営業職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート　不動産業界、「不動産賃貸・物件管理会社」の「営業職」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収（給料・ボーナス）や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに － 不動産系業界

不動産業界で働く、「営業職」のキャリアレポートです。

この業界・この会社を目指した理由

初任給が高く、家賃補助や家を借りる時の初期費用が会社負担など、福利厚生の面に惹かれたからです。また、少人数な会社だったのでアットホームな雰囲気にも魅力を感じました。

「不動産賃貸・物件管理会社」の「営業職」の仕事内容について

主な仕事は賃貸物件の客付け営業と物件の管理です。

客付け営業では、飛び込みで来店されたお客様の対応をして、希望の物件を探して内見の案内を行い、契約まで結びつける業務を行います。お客様から家賃や初期費用の交渉があった場合にはオーナー様へ粘り強く交渉することもあります。また、お電話やメールでの問い合わせ対応を行ったり、その場で契約にならなかったお客様の後追いを行ない、新たな物件の紹介などをします。

物件の管理では、会社で管理しているマンションやアパートなどを定期的に見て回り、物件に不備がないか、空室がある場合にはどうすれば入居してもらえるかなどをオーナーと一緒に考えます。時には内装業社と一緒にマンションの1室だけでなく、マンション全体の大掛かりなリフォーム案を考えたりすることもあります。

その他にも、家賃の未払いがある入居者の元を訪問して家賃の督促を行なったり、支払われた家賃などをオーナー様へ入金したりといったお金に関わる仕事もあります。

「不動産賃貸・物件管理会社」の「営業職」の1日の仕事の流れ

8時：自宅を出て徒歩で出勤する
8時10分：到着
8時15分：パソコンを立ち上げてメールチェック
8時30分：同僚と一緒に管理物件回り（2件ほど）
9時15分：会社に戻って朝の清掃
9時40分：朝礼
10時：オープン、来店予約がない場合は問い合わせメールの対応など
10時30分〜13時：1組目の来店者の対応。希望の条件をヒアリングし、条件に見合った物件の選定及び紹介。車で物件までご案内し内見。
13時：お昼休憩（60分）
14時〜16時半：2組目の来店者対応。1組目と同様に条件を確認して物件の紹介及び内見対応。16時半〜17時半：契約対応。成約したお客様の契約を行います。
17時半〜18時半：オーナー宅訪問。契約書や初期費用の引き渡し、その他の物件の状況確認。18時半〜19時：問い合わせメール対応
19時：終礼
19時半：帰宅

「不動産賃貸・物件管理会社」の「営業職」の給料・残業・有給休暇について

初任給25万円（残業込み） ・家賃自己負担3万円・ボーナス約60万円で、年収は約360万円でした。

終業時間後の残業はほとんどなかったですが、始業時間（10時）の2時間前には出社して業務を行なっていたので朝が早かったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

始業時間（10時）の2時間前には出社することが暗黙のルールとなっていたことが困りました。社長が朝の6時には出社して仕事をするような人だったため、始業時間ギリギリに来る人はいませんでした。

社員数が少ないため、1人が早く来るようになると暗黙のルールとしてみんなが同じように早く出社するようになっていました。そのうち、朝早く出社することを競っているような感覚になり、特に仕事がたまっていなくても早く出社するようになりました。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

自社で管理している物件も多かったため、入社1ヶ月前にはマンションをいくつか紹介していただけ、その中から自分が住みたいマンションを決めることができました。通常だったら何十万もかかる初期費用も会社が負担してくださり、家賃も自己負担は毎月3万円で住むことができました。

また、休日でも社用車を自由に利用できたため、買い物やドライブなどのプライベートでも無料で車を利用することができました。

「不動産賃貸・物件管理会社」の「営業職」の仕事エピソード

お客様から初期費用の交渉があった際にオーナーとお客様との板挟みになり、結果的に仲介手数料を値引きすることしかできず、契約は獲得したのに売り上げには貢献できなかったことがありました。

長い目で見たら今後の管理費用などが入って来るので会社としてはマイナスにはならないのですが、営業としては売上げを上げることが会社に貢献することだったので、交渉などがあるととても苦労しました。

また、入社するまでは車の運転をほとんどしてこなかったので、いきなり東京都内の幹線道路を運転することが怖く、入社して数日は業務時間外に車を何時間も運転し、運転の感覚や駐車など慣れるのに苦労しました。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください　

マンションに客付けをするだけでなく、空室が0になるマンションを作ってみたいと思い、内装関連の会社へ転職しました。

この会社・職場での職場恋愛について

社員数が少なかったので職場内での恋愛はなかったです。学生の頃付き合っていた恋人とそのまま付き合い続けて結婚というパターンが1番多かったと思います。

その他には、会社に出切りしている業者さんで宅配業者さんと合コンしたり、懇意にしている内装関連の建設業者さんと合コンしたりといった出会いはありました。

中には、お客様から好意を持たれて告白されたということもありました。また、管理している物件のオーナーさんから知人を紹介されるといった出会いもありました。

まとめ － 同職業を目指す方へのメッセージ

仕事の内容が多岐にわたっていますが、いろんな方と出会い、話ができるので毎日退屈しません。衣食住の中で1番お金がかかり生活の基盤となる住を一緒に探すといった、とてもやりがいのある仕事だと思います！