英会話教室運営会社の「営業職」のキャリア体験談レポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収（給料・ボーナス）や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。
Contents
はじめに － 教育系業界
教育系業界で働く、「英会話教室運営会社の営業職」のキャリアレポートです。
職業・職種：N社・営業職
業種：N社・営業職
上場区分：非上場企業
入社ルート：中途入社
所有資格：実用英語技能検定2級、TOEIC630点、TOEFL430点、秘書技能検定2級、剣道弐段、普通自動車免許
この業界・この会社を目指した理由
もともと語学が好きで、学生時代は海外旅行や海外留学の経験があります。
同じように語学が好きな方とその楽しさを共有したいという気持ちと、仕事など必要に迫られて語学力アップが必要な方が少しでも楽しく実力がつけられるようなお手伝いをしたい、という気持ちがあり、この職業を目指しました。
「英会話教室運営会社」の「営業職」の仕事内容について
職種名としては「営業職」での入社でしたが、実際の業務はその職種名には収まりきらない非常に幅広いものでした。
まず集客のために行う業務としては、ポスター等や看板の原案作成、チラシのポスティング、広告入りポケットティッシュの配布などがあります。
そして、英会話レッスンに興味を持たれて来客されたお客様の応対業務として、サービスの内容や特徴、契約内容などの説明し、お客様にご契約をいただくという営業職らしい業務があります。実際にご契約をいただいた場合、契約書など各種書類の作成をしたり、分割払いをされる方にはローンの手続きをしたりといった事務作業があります。
また、日々の教室運営の一環として、教室の清掃やイベント時の飾りつけといった裏方業務もありますし、レッスンの受付やご案内など接客業のような業務もあります。
さらに日々の契約件数や売り上げの管理、外国人スタッフのシフト調整といったような管理職のような業務もあります。
そして、生徒さんの悩みを聞いたり、学習状況のフィードバックやアドバイスをしたりといったカウンセラーのような業務もあります。
「英会話教室運営会社」の「営業職」の1日の仕事の流れ
8時30分：自宅を出て、バスで通勤する。
9時：到着、教室のオープン作業として、看板を出したり、清掃を行う。
9時30分：全体ミーティング。
9時45分：1レッスン目の生徒さんの受付。
10時：1レッスン目開始。
10時45分：1レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、2レッスン目の生徒さんの受付を行う。
11時：2レッスン目開始。新しいイベントの企画書を作成する。
11時45分：2レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、3レッスン目の生徒さんの受付を行う。
12時：3レッスン目開始。2レッスン目終わりの生徒さんに学習状況のフィードバックカウンセリングを行う。
12時45分：3レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、4レッスン目の生徒さんの受付を行う。
13時：お昼休憩。
13時45分：4レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、5レッスン目の生徒さんの受付を行う。
14時：5レッスン目開始。15時約束の新規のお客様の応対準備をする。
14時45分：5レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、6レッスン目の生徒さんの受付を行う。
15時：6レッスン目開始。新規のお客様の応対をする。
15時45分：新規のお客様のご契約手続きをする。
16時15分：全ての手続きが完了し、お客様をお見送りする。事務処理を行う。
16時30分：事務処理が完了し、15分間のショートブレイクをとる。
16時45分：7レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、8レッスン目の生徒さんの受付を行う。
17時：8レッスン目開始。明日カウンセリングを行いたい生徒さんのリストアップをし、外国人講師と意見交換をする。
17時45分：8レッスン目終了。次回レッスンの予約応対と、9レッスン目の生徒さんの受付を行う。
18時：遅番に申し送り事項があれば行い、退社。
「英会話教室運営会社」の「営業職」の給料・残業・有給休暇について
私の場合ですが、月給は23万円です。また、ボーナスは年2回ですが、店舗の業績によってインセンティブが加算されるため、10万円から35万円くらいまでと幅があります。
残業代は別に支給されますが、残業時には都度申請が必要です。
有給休暇は、大型教室に配属されていた時は取りにくさを感じたことはありませんが、シフト調整が必要なので、スタッフの人数が少ない小型の教室だと苦労するかもしれません。
この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
スタッフが私を含めて2名しかいない小型教室に配属された際、もう一人がお休みだと丸一日一人で業務をこなさなければならず、大変でした。
レッスン時間に関わらず急にお客様や生徒さんがくることもあるので、おちおちトイレにも行くことができなかったり、食事休憩もしっかり取れないことがありました。
スタッフが増やせないのであれば短時間のアルバイトでもよいので、一人きりになる時間を減らす改善があればよかったと思います。
この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
日本人スタッフよりも外国人講師のほうが多いので、様々な人種・出身国の人たちと交流ができ、自身の知識アップに繋がりました。私の英語が間違っていると直してくれたりもしたので、無料でプチレッスンを受けているような面もあります。
休暇を利用して日本国内のあちこちを旅行する外国人講師が多かったので、お土産をたくさんもらえました。
また、日本に家族がいない講師たちは、長期休暇の際には必ずといっていいほど自国に帰国するので、海外のお土産やその時その時の最新トレンドを教えてもらえたりすることもよかったです。
「英会話教室運営会社」の「営業職」の仕事エピソード
感動したことは、私の説明を聞いたお客様に、「●●さん（私の名前）がそこまで言うのなら」と言っていただいて、ご契約に至ったことです。
また、生徒さんに学習状況のフィードバックなどを行った後に、悩みが解消したのか晴れ晴れとした表情をしていただいたり、感謝のお言葉をいただけたことも感動しました。
一生懸命学習されている生徒さんが、わざわざレッスンの予約をしていない日に、資格に合格した、TOEICの目標点数をクリアした、などの報告にきてくださったこともとても嬉しかったです。
大変だったことは、スタッフの少ない小型教室で勤務していた際、トイレを我慢しすぎたのか膀胱炎になってしまったことです。
すでに辞められている場合、その理由を教えてください
転職のためです。
この会社・職場での職場恋愛について
年齢層が近い異性の同僚があまりいない教室が多いので、スタッフ間での恋愛は少ないと思います。
外国人講師とカップルになるスタッフは何人もいました。また、生徒さんからアプローチをいただくこともありました。
特段生徒さんとの恋愛が禁止、というようなルールはありませんでしたが、女性スタッフの間では、契約手続きの際にローンがどれくらいあるかなどわかっている人と付き合うのはちょっと…（笑）というような雰囲気がありました。
外国人講師には生徒さんと付き合ってそのまま結婚した人もいました。
まとめ － 同職業を目指す方へのメッセージ
外国語や外国の文化などに興味がある方、人と接するのが好きな方、そして変化を楽しめる方にはピッタリの職業だと思います。
グローバルな環境で働くと、自分の世界も広がりますよ！
