「情報サービス・基幹システム開発会社」の「Webディレクター・プロジェクトマネージャー 」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート IT/インターネット業界編、「情報サービス・基幹システム開発会社」の「Webディレクター・プロジェクトマネージャー」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - IT・インターネット系業界

IT/インターネット業界で働く、「Webディレクター・プロジェクトマネージャー」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:男性
職業・職種:専門的/技術的職・Webディレクター/プロジェクトマネージャー
業種:情報サービス業/基幹システム開発
上場している場合の種類:
会社の人数(社員数):48人(正社員)
入社ルート:中途入社
所有資格:ITパスポート、初級システムアドミニストレータ、基本情報技術者、データベーススペシャリスト、プロジェクトマネージャー

この業界・この会社を目指した理由

30歳(転職時)を前に、コーディングだけでは将来が見えないのでプロジェクトマネージャーになりたいと考えていました。知り合いから、この会社のプロジェクトマネージャー候補の募集を知り応募しました。今までの幅広い業務実績(多くのプロジェクト経験)が功を奏し入社することができました。

「情報サービス・基幹システム開発会社」の「プロジェクトマネージャー」の仕事内容について

プロジェクトマネージャーとは、言葉どおりプロジェクトを、マネージメントする仕事です。顧客の要望をヒアリングし、案件の内容・費用・納期・予算からチームを編成し、プロジェクトを進行を管理します。

ビッグプロジェクト(例えば、金融関係・億単位)では、顧客と接するコンサル的な役割と開発担当に分かれます。私の会社が扱う案件はそれほど大きい案件は扱うことはありません。大きい案件で3千~4千万円で納期も6か月ほどです。それでも、プロジェクト全体を統括するゼネラルマネージャーと数人(1~3人ほど)のマネージャーで構成されます。

私は、経歴が浅いので製作部門のマネージャーです。具体的な仕事内容は、進行チェックです。日々のチェックが大切なのです。遅れていることが分かってからでは致命傷になることがあるからです。スタッフのことは信頼しています。しかし、「どう、順調?」「はい、大丈夫です」この”大丈夫”なほど心配なワードはない、というのが経験則です。日程後期になると決まって問題が勃発します。これを上手く捌くことがプロジェクトマネージャーの腕の見せ所となります。

「情報サービス・基幹システム開発会社」の「Webディレクター・プロジェクトマネージャー」の1日の仕事の流れ

日勤の場合

(月曜~金曜日)・基本はカレンダー通りの就業
7時半:起床
8時まで:メールチェック・朝食
8時:自宅を出る(電車通勤・約30分)
8時45分:出社
9時:始業・ミーティング(30分)
9時半:日報チェック(30分)
10時:客先へ移動
10時半:顧客とミーティング(1時間半)
12時:昼休憩(1時間)+帰社
13時:開発担当とミーティング(2時間)
    (ここで、開発の問題点の洗い出し・解決について打ち合わせします)
15時:ゼネラルマネージャーへの報告(約30分)
15時30分:進捗のチェック・メールチェック(2時間)
  仕様どおりの内容かどうかを判断します。また、他部門との調整作業も行います。
18時30分:帰宅(会社を出る)
スタッフからの質問や相談があり、社を出るのが20時過ぎになることもあります。

「情報サービス・基幹システム開発会社」の「Webディレクター・プロジェクトマネージャー」の給料・残業・有給休暇について

月給33万円(額面・手当込み)、ボーナス年2回65万円で年収461万円です。

残業代はありませんが、在宅ワークも可です。
1か月の労働時間は200時間前後です。プロジェクトが順調なら有給休暇も取得しやすいです。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

納品前等にはどうしても残業が多くなり、21時過ぎまで居るのが当たり前の毎日でした。
それを改善したくても、機能別に1人しか割り当てられていないため、分担する人員がいなく、
退職時にやっと代わりの人員が割り当てられる状態でした。

また、クライアントによって横暴な対応や余計な作業を課せられることもあり、余計に残業が増える悪循環になっていました。その時には管理する人員が多く、実際に作業する人員が協力会社頼みになっており、忙しい時に限って余計な報告会議に引っ張り出されることもありましたので、この辺りをもう少しスムーズに役割分担ができるように改善したかったです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

ITエンジニアにとって最新の技術を習得することは必須です。そのための費用と時間を捻出することは、個人では難しいことがあります。私が勤務する会社では、自己啓発のサポートのために費用と環境・場所が提供されています。

例えば、技術書のライブラリーや自由に触れることができる最新機器などです。また、社外セミナー参加費の補助(50%~100%の会社負担)があります。この制度を利用して自己のキャリアのステップアップをすること可能です。もちろん、私も最大限に利用しています。

「情報サービス・基幹システム開発会社」の「Webディレクター・プロジェクトマネージャー」の仕事エピソード

納品期日までに1週間に迫ったときのことです。この時点であり得ないことが勃発しました。それは、顧客から仕様変更が提案されたのです。変更内容は、仕様策定時に私が提案したものでした。しかし、それは顧客の要望で却下されたものでした。

残り1週間でとても変更できる内容ではありません。今までの開発内容の6割以上を新たに開発しなければいけない規模です。期限が迫るなかで、顧客に根気よく説明しました。結果、現状の開発内容で納期どおりに納品し、顧客が要望する仕様は第2次フェーズで開発することに着地したのです。

つまり、次の案件の商談が成立したのです。一時はどうなるかと思いましたが、うまく収めることができました。

この会社・職場での職場恋愛について

職場恋愛や結婚はよくあります。それは、業務が忙しくて外と交わる機会が少ないからです。機会が少ないのは繁忙期のことで、プロジェクトの合間には、思い思いの方法で楽しんでいます。男女の区別がない職場なので、お互いに言いたいことを言います。そのため、気心が知った仲になるのが容易いです。

また、繁忙期でないときは、社外セミナーや異業種交流会で出会いが生まれることもあります。違う業界の人との交流は新鮮な気持ちになり、そのまま短期間でゴールインする人もいます。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

日進月歩のIT業界ですが、動かしているのはコンピューターではなく人です。人と人の繋がりを大切にして、信頼を得ることが重要な業界です。

経験や知識も重要な要素ですが、柔軟な考えも要求される業界です。幅広い見識を得るようにしてください。努力次第で学歴に関係なく大きな収入を得ることができる業界です。

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