「番組制作会社」の「動画編集者」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート 音楽/エンタメ業界、「番組制作会社」の「動画編集者」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - 音楽・エンタメ系業界

音楽/エンタメ業界で働く、「動画編集者」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:男性
職業・職種:B社 ・動画編集部
業種:卸売、番組制作会社
上場区分:非上場企業
会社の人数(社員数):15人ほど
入社ルート:中途入社
所有資格:なし

この業界・この会社を目指した理由

元々は自分の趣味で音楽をやっており人前に出る華やかな世界に強い興味がありました。その趣味の縁で会社の役員の方と知り合いになり、スカウトを受けたため思いきって転職をしました。前職は保険の外交員でした。

「番組制作会社」の「動画編集者」の仕事内容について

番組制作会社で働く動画編集者の仕事は撮影班が撮影してきた様々な動画を、テレビ番組用・Web 配信用などに分けて見やすく編集をする仕事です。シーンごとの動画の切り貼りや、テロップや音楽の挿入が主な仕事になります。web配信用の動画は、サムネイルの作成も必要になります。

動画の内容は様々で、ニュースで使われるような真面目なものから、スポーツ中継、バラエティー番組のようなお笑い系のものまであります。
慣れないうちは一つの動画を編集するのにかなりの時間が必要になるので、連日残業という時期もありました。やはり初めのうちは完璧なものを作ろうとし、細部にまで細かくこだわりすぎてしまう傾向があるため、このような現象が起こります。ある程度要領をつかみ、力の抜きどころがわかれば大幅な時間の短縮が可能となります。

また余談ですが、自分の好きな自分の好きなタレントさんが出演している動画は、仕事を忘れ見いってしまうことも多々ありますので、そこは注意が必要です。

「番組制作会社」の「動画編集者」の1日の仕事の流れ

8時 自宅をでて電車で通勤する
9時 会社に到着。業務の準備、通達内容のチェック
9時30分 朝礼 
10時 業務開始 ミーティング
12時 お昼休憩 
13時 業務再開
19時 終業
19時30分 業務報告を済ませ退社
21時 帰宅

ほとんどがパソコンに向き合いながらの完全デスクワークでした。
ただ、オフィスは冷暖房完備でBGMが流れ、コーヒーなども準備されているので比較的快適に仕事ができる環境でした。

完成した納品物は上司のチェックを受けるので、その際に指摘を受けることはもちろんありましたが、作業中にあれこれ指示を受けたりダメ出しをされたりすることはほとんどなかったので、仕事に関して大きくストレスを感じることはあまりありませんでした。

「番組制作会社」の「動画編集者」の給料・残業・有給休暇について

基本給は20万円程度でそれに残業代がついて総額で25~30万円ほどの月収でした。

ボーナスは景気にも左右されますが年3回、総額で60万円ほどでした。忙しい時には残業はかなり多くなったりもしますしそういった時期には有給を取りにくい雰囲気がありました。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

働いてる時に一番気になっていたことは、 完全なオフィスワークで社外の人間と接することがほとんどなかったため、自分自身の人間の幅がどんどんと狭まっていくような、漠然とした恐怖感がありました。

帰宅時間も遅かったため、なかなか業務後に何かをする気にもなれませんでした。オフィスと自宅の往復のみで一日が終わることが多かったので、もう少し休日などに趣味を増やしたり、社外の方と触れあう機会を増やしたりして積極的に活動すればよかったなと思いました。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

この仕事で恵まれていた点は、朝がゆっくりだったため、余裕を持って出勤することができたこと、オフィスの中もきれいで快適な作業環境を整えてくれていたことです。

また、 テレビ番組の制作などの際は放送される前のノーカットの撮影風景を知ることができるので、タレントさんの素の表情が垣間見えたり、人間性が分かったりということは非常に恵まれていたと思います。

私は現在フリーランスとして活動しているのですが、当時培った動画編集の技術や知識などは今の仕事にも大いに活かすことができています。

「番組制作会社」の「動画編集者」の仕事エピソード

この仕事で最も感動したのは、やはり自分が編集を担当した番組がテレビで流れたのを、初めて見た時です。それまでは一視聴者としてしかテレビ番組を見ていなかったのですが、自分が作った番組がテレビから流れ、それを多くの人が同じ時間帯に自分と同じように見てくれていると思うと、とても誇らしく誰かに「この番組は自分が作ったんだよ」と今すぐにでも言いたくなるような気持ちが溢れてきたのを覚えてきます。

大変だったことは、入社当時に動画編集用のソフトの使い方をイマイチ把握できておらず、何度やってもうまく編集ができなくて、夜中までかかって仕事をする日々が続いた時期があったことです。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください 

給与面の不満から退職しました。

この会社・職場での職場恋愛について

私の勤務していた会社では残念ながら職場恋愛は皆無でした。というのも男性ばかりの職場でしたので、そもそも異性との出会いが有りませんでした。 同僚や先輩たちも仕事のつながりからお付き合いやご結婚に至る方は多いという印象はありませんでした。

ただ、中には地方テレビ局のレポーターさんとお付き合いしているという方がいて、その方は年末の合同忘年会で意気投合したそうです。そういった数少ないチャンスを活かせるパターンもありますが、少なくとも平常の業務の中で職場恋愛に至る要素はほぼないといっていいかと思います。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

職場に馴染めば比較的自分のペースで仕事ができる職種だと思います。

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