「テレビ局」の「気象予報士」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート 音楽/エンタメ業界、「テレビ局」の「気象予報士」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - 音楽・エンタメ系業界

音楽/エンタメ業界で働く、「気象予報士」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:男性
職業・職種:気象予報士
業種:テレビ局(テレビ熊本)
上場区分:非上場企業
会社の人数(社員数):400人
入社ルート:気象予報士
所有資格:アーク溶接、ガス溶接、商業施設士

この業界・この会社を目指した理由

もともとテレビ局で働くことが夢で気象予報士としてテレビで活躍したいと考えていました。
とにかくテレビに出たいという一心です。

「テレビ局」の「気象予報士」の仕事内容について

テレビ局報道編成制作局で働く気象予報士の仕事内容は、主に天気図の解析と夕方のニュース(通称夕刊)のお天気原稿の制作です。また一年を通して夏場であれば気温が高くなりそうな場所を事前に調べておき実際に気温難くなりそうな昼間に計測に出ます。反対に冬場ですと例年よりも気温が低くなりそうな場所を調べて同じように調査に行きます。

また四季を通して仕事内容はさまざまですが、主として外で起きている気象現象の調査が一般的な業務です。順不同ですが春であれば桜の開花予報が出ないか朝8時と昼3時夕方5時に各都道府県にある標本木へ向かい気象庁の職員と開花している桜の数を調査し開花宣言がいつ頃になるかの予想を出します。秋はこれも同様に紅葉の見頃の予測をしに調査に出かけます。

また年間を通して気象の大まかな変動推測を暖候期予報、寒候期予報を元に組み立てます。さらに突発的な自然災害などが起こりうると判断したときに気象庁の予報をもとに進路の予測そして想定される被害や与えうる経済損失なども予想します。

「テレビ局」の「気象予報士」の1日の仕事の流れ

日勤の場合は、
5時30分に起きて気象庁のホームページを確認します。何もなければ今日1日の気象の流れを大まかに把握します。
6時30分に自宅を出て7時30分出社します。
8時天気図の解析と警報注意報が出ていないか確認します。
9時天気の解析をもとに原稿の制作に取り掛かかります。
10時制作番組のオンエアが始まります。番組担当のタレントMCに解説原稿を委託します。
11時昼のニュースのオンエア準備に取り掛かります。
11時30分昼のストレートニュースの天気予報CGの最終確認を行います。
12時お昼休憩。
13時他社の天気予報をもとに整合性やズレが生じていなかったか答え合わせを行います。
14時夕方のニュースの原稿制作を始めます。
17時最終判断をもとに原稿を確定します。
18時ニュースオンエア
19時業務終了

「テレビ局」の「気象予報士」の給料・残業・有給休暇について

給料月給約32万。残業は働き方改革の波を受け、約45時間。ボーナスは約60万円年収約450万円前後です。

以前は気象予報士の数が少なく残業も多かったのですが、人数も増え残業は大幅に減りました。また有給も取りやすく、夏休みがありますので働く環境は素晴らしいです。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

働いているときに困ったことは、やはり気象業務に携わりますので予報と結果が異なるということがしばしば出てきてしまいます。特に気温や天候が変わりやすい時期変動しやすい時期などは慎重に予報を出しても異なることが多くなります。梅雨時期などは降水確率が正直なところあまり参考になりません。

他社の予報と異なることが多いので視聴者さんからお叱りのお電話があることもあるという点では困ったことなのかもしれません。またしいて言えば天気原稿の情報とオンエア時の予報では若干のズレが生じていることです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

気象予報士は資格を取得しある程度という表現が正しいのかはわかりませんが、人の前でしっかりとわかりやすく話すことができれば、誰にも門戸が開かれます。そしてエンターティメント性を表現していけば、タレントと同じように多くの人に覚えてもらえたり、自分の発言した気象予報を見てくれた人からよく天気が当たるなど、稀にですが人に感謝してもらえるという点では人の役に立てたと少なからず肌身を通して感じることができます。

「テレビ局」の「気象予報士」の仕事エピソード

この仕事で感動したことは、初めてテレビの前で気象予報士として発言したときにオンエア終了後、古くからの親友から「テレビで見たよ。」など、動画とともに送られてきたことです。また天気予報を見てくれた方々に行く先などで明日の天気を詳しく聞いてもらえたことです。

失敗したことですが、放送業界なので生放送で天気をお伝えしなければならないこともあり、原稿を読み間違えたり尺の計算を間違えて一部の地域の天気予報をお伝えできなかったことなどがあります。

また一番の失敗はリハーサルと思っていたのに中継の時間がいきなり変更になり、原稿が全く仕上がっておらずとんでもないお天気予報を伝えてしまったことです。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください 

毎日が残業のため体調を崩し、退社しました。

この会社・職場での職場恋愛について

この業界ですが職場での恋愛はものすごく多いです。しかし基本的に出役同士の恋愛はタブーなので極秘で行われている部分もありますが、基本的に出会う場所が社内の割合が圧倒的に多いです。

職場外での出会いですが一般的なのは圧倒的に合コンです。あらかじめ参加するメンバーがわかっている状態で貸切の場所、マンションの一部がプライベート店舗になっているような場所などでの出会いが多いです。また合コンに参加する人たちは営業的に取引のある会社などが多めです。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

この業界はとにかくハードですがやりがいはあるのでぜひ頑張ってください。

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