「大手企業の企業内診療所」の「看護師」の仕事内容・給料レポート

大手企業の企業内診療所の「看護師」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収（給料・ボーナス）や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに － 医療系業界

医療系業界で働く、「大手企業の企業内診療所の看護師」のキャリアレポートです。

「総合病院の地域包括ケア病棟」の「看護師」の仕事内容について

私は、大手企業の企業内診療所に看護師として勤めています。

企業内診療所では各曜日ごとに内科（消化器内科、神経内科、呼吸器内科、内分泌科等）、耳鼻咽喉科、整形外科、心療内科、皮膚科、眼科があります。

「大手企業の企業内診療所で働く看護師」の主な仕事内容は、診療室で医師の診療補助を行います。

診察の介助は、患者の誘導、問診、血圧測定、体温測定、採血、各種検査の施行、点滴管理、怪我の処置等です。

胃カメラ検査では前処置、検査中の補助、検査後の経過観察などがあります。レントゲン撮影検査の介助もあります。他にも診療内の物品やお薬の整理や発注作業、物品の洗浄や保管など多岐に渡ります。

患者となる社員の方へ、お薬をお渡しすることもあります。社員の常備薬を確認し、お薬の調合や服薬指導を行います。

また、診療以外でも企業内診療所として大事なことは社員の健康管理業務です。

全社員に対して人間ドックや健康診断の受診推進を促すお手紙やポスターを作成します。

健診後は健診結果を確認し、個別に健康指導をします。その際、産業医と協力をして社員の健康増進の為、継続的なフォローを行なっていきます。

「総合病院の地域包括ケア病棟」の「看護師」の1日の仕事の流れ

月曜日から金曜日の日勤です。

9:30 出社 診療の準備
10:00 午前の診療開始
　※診療介助、服薬指導、健診結果のフォロー
12:00 1時間のお昼休憩
13:00 午後の診療開始
　 ※診療介助、服薬指導、健診結果のフォロー
16:30 午後の診療終了
※物品や薬の片付け、発注作業
　　 ※診療の記録、健診結果のフォロー
17:30 退社

「総合病院の地域包括ケア病棟」の「看護師」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、「看護師」の月給は25〜30万円程度です。ちなみに、ボーナスは、年2回10〜20万円程度で、年収は400万円程度です。

残業はほぼありません。あっても月に5時間以内と短いです。

有給休暇は、半休や全休と選べて、前もって申請すれば自由に取得可能です。

夏休みの長期休暇は7日程度ですが、好きな時に取得可能です。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

私は企業内診療所に勤める前、総合病院勤務は4年と短い方でした。そこでは、主に外科病棟（整形外科や耳鼻咽喉科や消化器外科）に勤めていました。

企業内診療所では、風邪や怪我の方の受診が多いですが、診療は多岐に渡る為、内科的・外科的な幅広い知識と経験が必要だと思います。

特に健康管理業務については保健師の分野も広く一から勉強をし直しました。

人間ドックや健診の時期になると社員の方々から健康相談を受けることも、とても多かったです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

企業内診療所は平日（9:30出社）の日勤帯のみです。完全土日祝日休みです。残業も非常に少ないです。

その為、既婚者や子育て中の方もとても働きやすい環境だと思います。

私が仕事をしていた時も看護師は既婚者の方が多く、病院勤務を経て転職された方が多くいらっしゃいました。

病院に比べると、給料面では多くありませんが、自分や家族のペースに合わせて働くことが出来ます。

また、看護師だけではなく保健師の資格も活かせるお仕事です。そのため、日々、健康管理業務に携わることが出来ます。

「総合病院の地域包括ケア病棟」の「看護師」の仕事エピソード

企業内診療所に就職後、日々の診療や健康管理業務を経て社員の方々の名前と顔が一致するのに一年程度かかり苦労しました。

しかしその後、社内を歩いていれば社員の方々から『看護師さん！』と気さくに声を掛けて頂けるようになりました。

健康相談や時には何気ない話ですが、社員の方々と対話することは、信頼関係を築く上で、とても大切な時間だと思いますし、また会社の看護師として社員の方に認めて頂いたという思いがして、とても嬉しかったです。

病院やクリニックと違い、対象は社員のみです。社員一人一人の健康により深く、より丁寧に考えることで、さらに信頼関係が出来ると思います。

まとめ － 同職業を目指す方へのメッセージ

企業内診療所は募集が少ないです。

タイミング良ければ臨床の経験を幅広く活かせると思います！