「航空会社」で働く「女性グランドスタッフ」の仕事内容・給料レポート

親会社が東証一部上場企業の「航空会社」に新卒で入社して働く、女性で「グランドスタッフ」のキャリア体験談レポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

親会社が東証一部上場企業の「航空会社」に新卒で入社して働く、女性で「グランドスタッフ」のキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、実用英語技能検定2級と、TOEIC830点、ビジネス能力検定3級の資格を持っているそうです。

「航空会社で働くグランドスタッフ」を目指した理由

もともと海外や外国語に興味があり、旅行にもたくさん出かけていました。

飛行機や空港という非日常的なワクワクする場所が好きになり、そういった仕事をしている人たちの制服姿にも憧れを持ったことがきっかけです。

「航空会社で働くグランドスタッフ」の仕事内容について

空港のグランドスタッフの業務は、旅客のチェックインや荷物預かり、ゲート業務、発券業務や乗り継ぎの案内、到着旅客の対応やお手伝いが必要な方のサポート、多頻度旅客の方のためのラウンジレセプションなど、多岐に渡ります。

お客様対応だけでなく、保安のための規則やルールをしっかり理解し、安全に出発、到着をしていただけるように事前準備をしたり、ご案内をします。

また、定時に出発させるということに重きを置いており、時にはゲートにいらっしゃらないお客様を走って探し回ったり、探しやすいように、団体のお客様や不慣れに見受けられるお客様一人一人の特徴を、チェックインや荷物預かりの間の短時間で、できるかぎり覚えておくようにつとめたりもします。

保安業務プラスアルファの気遣いやサービスにも積極的に取り組みます。例えば、お子様連れのお客様に配慮した座席を案内するために、そのお客様がいらっしゃるまでできるだけ他の方には別の案内やおすすめをしたり、お誕生日や新婚旅行でご利用されるお客様にメッセージカードをお渡ししたりなどです。

「航空会社で働くグランドスタッフ」の1日の仕事の流れ

空港は早朝から午前中が便数もご利用客数も多いので、早朝勤務がとても多くなります。

公共交通機関がある場合はそちらを利用し、ない時間帯の場合はタクシーで出社をします。

6時 出社
6時15分までに制服に着替え、朝のブリーフィングからスタート
6時15分 全体ブリーフィング開始
6時25分 カウンター・搭載書類準備
6時40分 便別ブリーフィング
7時 カウンターオープン・出発手続き
8時半 ゲート準備
9時半 搭乗案内
10時 便 出発、必要部署に書類提出、到着空港への連絡
10時半 デブリーフィング
11時 到着旅客の車椅子補助や、他便の応援など
11時半 休憩
12時半 到着ロビー業務
13時半 ラウンジ受付

15時半 終業ブリーフィング、退勤

この流れが多いです。

この仕事の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は20万円プラス残業代でした。ちなみにボーナスは50万円ほどでした。

天候トラブルや遅延がなければ残業はそんなにありませんでした。

有給休暇は枠数が決まっていて、勤続年数などで優先順位が決まるので、人気の時期には希望した日にとれないことも少なくありませんでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

税関、客室乗務員、整備、搭載など、あらゆる部門が関わっていて、それぞれが保安業務を徹底しているが故に意見がぶつかることも少なくなく、困ったことはありました。

また、保安業務以外でのプラスアルファのサービスについては正解がないため、上司の指示が臨機応変に変わるため、対応は簡単ではなかったです。

ミスコミュニケーションをなくすための活動は多くされていましたが、それでも先輩や上司に意見するのは躊躇するものですので、その点ではもっと改善されればいいな、と思います。

この仕事や職場でよかったこと

社員割引価格で飛行機に乗られます。

家族もその価格で利用できるので、両親を連れて長期休暇を利用してヨーロッパに連れていってあげられたり、貴重な体験をよりお得に経験できる点ではとても恵まれていたと思います。

また、予約状況が確認できるので、混雑していない時期に休みを取って、快適に旅行できるということもメリットの一つでした。空港内の施設やゲートの位置なども把握できている分、効率的に動くこともできるので、快適に旅行できるようになりました。

「航空会社で働くグランドスタッフ」の仕事エピソード

会社内で、メッセージを送りあうカードがあるのですが、先輩後輩関係なく、どんな小さなことでも感謝を表すカードがたくさんやり取りされていて、貰うたびに嬉しくなり、モチベーションもあがります。

同じ業務に携わることが多いのですが、客室乗務員や、コックピットクルー、整備さんからのカードが届くと、一緒に飛行機を飛ばしている、という実感を持つことができてとても感動します。

また、出発業務が終わり飛行機のドアが締まり、飛行機が出発する際に手を振ってお見送りする瞬間、飛行機が到着し、それをお迎えする瞬間は、何度経験しても涙が出そうになるくるい感極まる瞬間です。

退職の事情や理由について

結婚です。

「航空会社で働くグランドスタッフ」の職場恋愛について

私がいた旅客部門は、ほとんどが女性の職場だったので、管理職やごく僅かのスタッフしか男性はおらず、同じ部署内での恋愛はほぼありませんでしたが、整備部門などの他部署の方との恋愛は多く聞きました。

他の航空会社の方とのお食事会も多頻度で開かれていたので、そこでの出会い、恋愛も多かったと思います。

お客様から名刺を渡されたりすることもなくはありませんでしたが、やはり、同業者同士、または同僚の紹介などで結婚される方が多かったです。

まとめ ー「航空会社で働くグランドスタッフ」を目指す方へ

とてもやりがいのある、充実した仕事です。ぜひ夢を叶えてください!

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