「外資航空会社」で働く「総務兼財務職」の仕事内容・給料レポート

外資国営企業の「航空会社」に中途で入社して働く、女性で「総務兼財務職」のキャリア体験談レポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

外資国営企業の「航空会社」に中途で入社して働く、女性で「総務兼財務職」のキャリア体験談レポートです。

「航空会社の総務兼財務職」を目指した理由

これまで旅行会社・国内航空会社での経験がありましたが、地元で新規の航空会社が就航したので応募し採用していただきました。

外資系を目指した理由は、さまざま国籍の方と一緒に働いてみたかったからです。

「航空会社の総務兼財務職」の仕事内容について

入社歴が長いため、航空会社のおおよその仕事には従事して参りました。(国際航空券の予約、発券。営業企画。座席コントロール管理など)

今回は、直近の担当でした「総務・財務」についてお話させていただきます。

人数が少なく、広く深く携わらなければならないので、総務財務といっても分業化されてはおりませんでした。

総務業務について

主に日本人スタッフの雇用管理業務になります。

面接から採用に至るまで一貫して担当します。この時には募集媒体の準備も行います。採用後は、研修日程を作成し、航空会社の基本的な研修部分も担当します。専門用語のリストアップや専用端末の基本操作、言葉遣いなど基本的な部分が終わったら、実践的な部分は現場スタッフに引き継ぎをしOJT形式でおよそ3か月かけて教育をしていきます。その後、正式採用かの判断見極めなどを行います。

その他、スタッフの健康診断管理や勤怠表管理なども行います。上司が外国人のため、ビザの申請書類を作成したり、お子様がいらっしゃる場合には学校の選定なども行います。

財務業務について

主に請求書の内容確認とそれに伴う資金申請(支払い)また国土交通省や役所への補助金申請などを行いました。

「航空会社の総務兼財務職」の1日の仕事の流れ

8:45:自宅を出て、地下鉄で通勤する。
9:00-9:30:制服着用、各自デスク周りの整頓、メールチェック、skypeの準備
12:00-14:00:昼休憩を交代でとる(60分)
昼休憩終了後:
・再びメールチェック
・上司への来客応対(お茶出し、同席して通訳)一般のお客様からの電話応対業務
・週に1度日本人スタッフの会議(現在営業が担当しているイベント業務などの周知)
・その他、スタッフが抱えているクレーム案件の進捗状況の確認作業

天候に左右される業種ですが、始業9時30分から終業が18時のため、なにもなければ18時30分には退社可能な状態です。

「航空会社の総務兼財務職」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給はおよそ33万円(諸手当込み)で、ボーナスは業績によって異なりますが、平均して年間1.5から4.0の幅(月給に対し)で査定されます。ちなみに年収は450万円程度でした。

残業はほとんどなく、有給休暇は比較的とりやすい職場でした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

上司が外国人(中国人)のため、言葉によるミスコミュニケーションが時々発生しました。

また上司は全世界から転勤してくるので(例えば:パリ支店の中国人支店長など)、日本の文化やルールを知らない方をサポートしていくのが大変でした。

困ったことといえば、生活指導です。

例えば、日本でのごみ出しルール(曜日であったり、分別作業があること)は、なかなか守れない人が多く、説明して理解してもらうのに時間がかかる部分でした。

この仕事や職場でよかったこと

やはり航空会社なので、自社チケットの利用はメリットがあったと思います。

全世界に路線があるので、休みがとれたら利用できる環境でした。

また、こういう業種で働いているスタッフも上司も、海外旅行に対して考え方が柔軟なので、例えば、〇月x日に△日間で有給を使用してアメリカに行きたいと申請すると、上司も厚意的に休みをくれますし、安心して休暇を過ごすことができます。休暇後はその旅行の話に花が咲き、職場の良い雰囲気につながっている気がします。

「航空会社の総務兼財務職」の仕事エピソード

支店開設からおりますので、何もないスペースから物品をそろえ支店が出来上がったとき、そして初便式が無事に終わり、形になったときにはとても感動しました。

その後も、周年記念行事がありましたが、初便のことを思い出し、新たな気持ちになって社員がまた頑張ろうという気持ちになれます。

失敗したこともたくさんありますが、外国人と日々一緒にいることで自己主張が少し強い性格になったかもしれません。外国人応対する時にはよいのですが、やはり日本人の方と接する時には、ひと呼吸おかなければ、傲慢な態度をとっていると思われがちなので、気をつけなければいけないと思っています。

「航空会社の総務兼財務職」の職場恋愛について

地上職については、取引先業種との結婚や恋愛が多いように感じます。職場恋愛もありますが、それがメリットになるケースはあまり見受けられませんでした。

最近は晩婚化などもあり、独身の男女がとても多いように思います。それでも、いわゆる婚活をしている方たちは、趣味を通じてだったり、学生時代の旧友から紹介をしてもらったり、とにかく行動的だと思います。

ちなみに、空港スタッフと整備士の組み合わせや、客室乗務員とパイロットの組み合わせはよくあります。

まとめ ー「航空会社の総務兼財務職」を目指す方へメッセージ

航空業界は華やかに見えますが、いろいろな業種があり、入社後にどんなことに携わりたいかをイメージしておくと、目標につながりやすいと思います。

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