「上場企業の小売業」の「販売職」に関する仕事内容・給料レポート

東証一部上場企業の小売業で働く、新卒で入社した女性の「販売職」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

東証一部上場企業の小売業で働く、新卒で入社した女性の「販売職」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、第2種衛生管理者と、 販売士検定2級、 簿記3級の資格を持っているそうです。

「上場企業の小売業の販売職」を目指した理由

子供の時からよく利用していて、使いやすくて好きだったお店がありました。

ただ、成長するにつれて利用しなくなり、商品にも魅力が感じられなくなったので、もっと魅力的な商品を売れば、そして、作ればいいのになとの思いから、自分がやってみたいなと思いました。

「上場企業の小売業の販売職」の仕事内容について

店の販売担当の仕事内容は、接客販売はもちろんの事、本部から落とされた年間予算達成のため、月間、週間の売上計画の策定、そしてフィードバックで次へつなげることでした。

他にも商品の仕入れや、またどの商品を売るかの選定をし、そしてどうやって売場を作るのかを考えます。

そして、それを他の担当者とも共有して、それを指導をして、スムーズに売場を運営します。

主な仕事は上記のことですが、季節、行事ごとによってその都度企画の提案や、作成、そして申請を行います。上からGOが出れば、必要な什器の選定、リース契約などを進めていきます。

だいたい毎年決まった行事が入ってくるので、しっかりと段取りを組み計画的に進めることが大切です。ここまでは、物を売るための直接的な仕事です。

他には、部署に関わらず店統一イベントの企画、実行をします。それから館内のディスプレイを提案します。これも一部門に限らず、店内まるごとの商品を使い、各部門の担当者と意見交換をし、決定します。ここの調整役も大切な仕事です。

売場に出る時間を増やすため、バックヤード作業の効率化を目指し、カイゼン活動の実施などがあります。

「上場企業の小売業の販売職」の1日の仕事の流れ

早番の場合

7時30分:自宅をでて、車で通勤
8時10分:到着
8時45分:始業(レジの開設、売場の照明・モニター点灯、フィッティングルームの掃除、商品・売場の整理整頓
9時45分:前日の売上の確認 本部からの資料の確認 パートさんへの本日の業務内容の連絡指導
12時30分:昼食休憩(60分)
13時30分:レジ業務(60分)
14時30分:遅番で出社した上司と本日の売上計画、売場作りについてミーティング、他にも他部署とのカイゼン活動やディスプレー提案についてのミーティングをこの時間帯に実施
(この時間帯でないと社員がそろわない為)
15時30分:売場づくりをしながら接客・レジのフォロー、ラッピング等必要に応じ対応
16時30分:退社(育児時間短縮制度利用の為)

「上場企業の小売業の販売職」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は25万円(交通費含む)で、ボーナスは夏・冬40万円ほどでした。また、会社の決算次第で3月末に利益連動型ボーナスがありましたが、多ければ30万円ほどありました。決算が悪い内容であれば0の時もありました。

育児時間短縮制度を利用しているため、通常はほとんど残業はありません。しかし、小売業という事から、繁忙期は最大1日3.5時間残業です。

この仕事で、働いているときに困ったこと

困ったことは、やはり接客業という事から、お客様もいい人ばかりではないという事です。こちらの不手際によるクレームなどではなく、明らかに悪意がある方などは本当に対応に苦慮します。

しかし、長く働いていると色々な人がいるなと割り切れ、その対処も以前よりは余裕が出てきます。ただ私の場合はそうですが、従業員も人間…ということで、その悪意に対して真っ向勝負を挑み、深みにはまって大きなクレームになってしまう従業員もいます。

そういう人にはクレーム処理のスペシャリスト養成講座とかやればよかったな、と思っていました。

この仕事や職場でよかったこと

大きな会社だったため、コンプライアンスについては非常にうるさく、働いているものとしては
ありがたい面も多々ありました。

育児時間短縮や介護休暇なども、しっかり取らせてもらえます。

有休の買い上げはありませんでしたが、最低5日間は必ず取得しなければいけなかったり、有休以外の連続休暇が8日間あり、週休用休日と組合せることもできました。売場が回ればですが、海外旅行に行く方なども多くいました。

福利厚生もしっかりとしていて、パートさんも含め子供が小学生になると御祝金をいただけました。

「上場企業の小売業の販売職」の仕事エピソード

感動したことは、お客様にありがとうと言ってもらえることが一番ですね。

接客して販売した商品を着て、わざわざお店に来てくれたお子様がいらっしゃいました。そのお子様はそれからもずっと当店をご利用いただき、まるで親戚がお子様の成長を見守っているような気分でした。

大変なことは、万引き犯の対応ですね。捕まえるまでの対応も大変ですが、捕まってからも警察に話をしに行かなくてはならず、休日にも関わらず、警察に呼び出され、1歳の子供を連れて2時間事情聴取を受けました。犯人も常連の方だったということもあり、裏切られたような気分でずいぶんまいりました。。。

「上場企業の小売業の販売職」の職場恋愛について

職場恋愛・結婚は本当に多いです。

というか、ほとんどそうです。(私は違いましたが)パートさんはほとんど女性なので男性社員は選び放題のようでした。単身赴任も多いので、普通のおじさんでも不倫など当たり前でした。

職場以外では、よっぽどアウトドアな方なら外で出会いもあるかもしれませんが、小売業のような一般のかたと休みのタイミングの異なる職業は、出会う機会がほとんどありません!

なので、男性社員はほとんど既婚。45以上の女性社員はほとんど未婚でした。。。

まとめ ー「上場企業の小売業の販売職」を目指す方へメッセージ

家族とたくさんの思い出を共有したいならけっしておすすめできない職種ですが、お客様とのやりとりから得られる経験は本当に人生の勉強になることがたくさんです!

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