「出版社」の「総務職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート 音楽/エンタメ業界、「出版社」の「総務職」のキャリアレポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - 音楽・エンタメ系業界

音楽/エンタメ業界で働く、「総務職」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
パネル:レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:総務部
業種:出版
上場区分:非上場企業
会社の人数(社員数):約50名
入社ルート:中途入社
所有資格:パソコン検定4級・秘書検定3級・普通自動車免許

この業界・この会社を目指した理由

大学生の頃に番組制作会社でアシスタントディレクターのアルバイトをしていたことがあり、卒業後も何か表現したり発信したりするような会社に勤めたいと思っていた。

「出版社」の「総務職」の仕事内容について

J社は、美容師や美容師を目指す人向けの月刊誌・単行本・DVDを出版・販売する会社です。

総務部でのお仕事内容は、主に月刊誌・単行本・DVDの注文を個人・美容ディーラー・学校・美容室・書店などから受注し、梱包・発送まで出版社内で行います。その後、受注した内容を入力し、納品書や請求書を発行します。

また、社員全員が参加する予定のイベントを一覧まとめたり、採用試験の補佐・監督なども行います。出版物を直接買いに来るお客様の受付・接客・販売も行います。

また、社内に撮影スタジオもあり、月刊誌などの撮影に来た美容師を受付からスタジオまで案内します。美容ディーラーと呼ばれる、出版社と美容室を中継ぎする会社が多数あり、社名を覚えておかないとすぐに対応が出来ない為たくさん覚えることが必要です。そして、すぐに対応する為には、出版されているすべての月刊誌・単行本・DVDの在庫状況も把握しておく必要があります。

「出版社」の「総務職」の1日の仕事の流れ

8時20分:自宅を出て、電車で通勤する 
9時25分頃:会社に到着し、タイムカードを押す 
9時30分:始業時間。FAXで注文書が来ているのでチェックする。パソコンを起動し、メールのチェックをする。注文内容を確認して納品書を作成する。 
11時頃:郵便物が届く。部署や宛名別に郵便物を分け、すべてノートに記入する。その後それぞれ配り、受け取りのサインをもらう。 
12時:お昼休憩(60分間)。お昼休憩中も電話やお客様は来るので、総務の社員の中で当番制で電話番・受付・接客・販売業務を行っておる。お昼休憩中に当番だった人は、13時から60分間がお昼休憩となる。 
13時:その日の受注が締め切られる時間なので、13時までに来た注文をチェックし納品書を作成して、梱包・発送業務を行う担当に渡す。その後、文具の在庫チェックなどを行い、足りなければ注文をする。また、月刊誌の定期購読者の管理・美容ディーラーの管理なども行う。 
17時30分:就業

「出版社」の「総務職」の給料・残業・有給休暇について

月給は約20万(残業代込)・ボーナス約20万で、年収約280万でした。

残業は月に30時間ほどです。月刊誌の発行前に、定期購読者への発送準備が忙しかったり、また納品書を各美容ディーラーへ発送する業務がある時に残業がありました。日々発刊に向けての仕事もある為、有給休暇はとりづらかったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

当時は情報が外部に漏れないように、という理由で受注内容や顧客管理情報などを入力する機械がオフコンで、その独特の操作方法にとても苦労させられました。

また、本を扱う仕事なので、本が入っているとても重い本を運ばなければならない様な事も多く、膝を痛めてしまうこともありました。毎月のように新しい月刊誌や単行本などが発売されるため、限られたスペースの中での在庫管理をしないといけないので、工夫するのが大変な時もありました。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

美容師向けの本やDVDを出版している出版社なので、取引先には有名美容室のカリスマ美容師と呼ばれる美容師さんや、大手化粧品メーカーなどもあり、社内で美容師さんの撮影やインタービューなどもしていたので、とても華やかな雰囲気が常にありました。編集職に就いている社員はおしゃれな人が多かったです。

サンプルを化粧品メーカーからいただくことも時々あり、マニキュアや化粧水などをいただいたこともありました。総務の仕事は多様にあり、やりがいを感じて仕事をすることが出来ました。

「出版社」の「総務職」の仕事エピソード

美容関係のイベントに連れて行ってもらえる機会があり、大きな会場にたくさんの有名企業のブースが出ているのを見学させてもらえたり、テレビで見るようなカリスマ美容師に会えたのが感動でした。

逆に大変だった事は、美容業界の方は癖の強い方が多く、電話でのやり取りなどで苦労することが時々あった事です。大物美容家と呼ばれるようなかたは特に丁重に対応していました。自分の電話の対応ひとつでその後の関係などが変わってくる可能性があると思い、電話の対応にはいつも気を付けていました。

役員の中にも癖の強い人は多かったですが、仕事を頑張って「ありがとう」などと声をかけてもらえると嬉しかったです。

すでに辞められている場合、その理由を教えてください 

主人の転勤に伴う退職です。

この会社・職場での職場恋愛について

職場恋愛は噂では聞いたことがありましたが、そんなに多くはありませんでした。社員の多くは編集職の人なのですが、毎日取材に出かけていたり、夜遅くまで仕事をしているような感じなので、出会いのきっかけが無いような話を聞いたことがありました。

取引先の人と出会いは聞いたことはありませんでした。職場の年齢層は若く、まだ恋愛・結婚よりも働きたいという感じの人が多かったです。30代以上の男性社員はほぼ結婚していました。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

美容師向けの本を出版する出版社は華やかでやりがいがあると思います。楽しんで仕事ができるといいですね。

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