「ゲームの開発・運営会社」の「ゲームプランナー職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート ゲーム/アニメ業界編、「ゲームの開発・運営会社」の「ゲームプランナー職」のキャリアレポートです。

仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - ゲーム・アニメ系業界

ゲーム/アニメ業界で働く、「ゲームプランナー職」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:ゲームプランナー
業種:ゲームの開発・運営
上場区分:非上場企業
会社の人数(社員数):約30人
入社ルート:アルバイトから入社
所有資格:基本情報技術者、ITパスポート

この業界・この会社を目指した理由

子どもの頃からゲームが大好きだったからです。高校生のとき、とあるゲームのエンディングに感動して泣いている自分に気づいたとき「ゲームって人の心をこんなに動かせるんだ!」と、ゲームクリエイターになることを決意しました。

「ゲームの開発・運営会社」の「ゲームプランナー職」の仕事内容について

主な仕事は、新しいゲームの企画や、運営中のオンラインゲームで実施するゲーム内イベントの企画です。どんなプレイヤー層をターゲットとするのか、どんな風にハマッてもらうか、そして最も重要な「どうやって売上を生み出すか」を考えながら、ひとつのゲームの企画を作り上げます。

企画を立てた後は、グラフィッカー・プログラマーと協力して、企画を実現していきます。登場するキャラクターの名前、バックストーリー、ステータス、ゲーム全体の世界設定、ゲームルール、マネタイズの仕組みなど、ゲームを成立させるために必要なデータは全部プランナーが考えます。

しかし、プランナーの仕事は「ゲームの企画」だけに留まりません。制作スケジュールの管理や、資料整理、チームで仕事をしていくのに必要な環境づくり、社外の関係者とのやりとりなど、多岐にわたります。簡単に言うと「ゲームを作り上げるのに必要な仕事のうち、グラフィック制作とプログラム制作以外は全部」です。

「ゲームの開発・運営会社」の「ゲームプランナー職」の1日の仕事の流れ

8時:自宅を出て、電車で通勤する
9時過ぎ:会社到着
10時:朝礼ののち始業
10時~12時半:午前中の業務時間。何をするかは日によって異なります。たいがいは、前日の夜のうちに「あ、この件、誰々さんと打ち合わせしたいな」というタスクが頭の中に浮かんでいるので、午前中に関係者に声をかけて軽く打ち合わせしたりします(午後は他の人の予定がすでに入っていることが多いですし、夜は退勤時間がバラバラなので)。
12時半:お昼休憩(60分)
13時半~19時:午後の業務時間。こちらも何をするかは日によって異なります。午前中の打ち合わせで決まったことを元に、もくもくと自分のタスク(企画やデータ制作)を進めることもあれば、2時間くらいガッツリ打ち合わせを行うこともあります。

「ゲームの開発・運営会社」の「ゲームプランナー職」の給料・残業・有給休暇について

月給30万円(残業代込)、ボーナスは出る時と出ない時があり、金額も変動するのでなんとも言えません。年収400万弱。

新しいゲームの開発終盤でなければ、残業もほとんどなく、有給休暇もほとんど希望通りにとれます。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

運営中のオンラインゲームで不具合が発生したときや、新しいゲームの開発終盤(たいていスケジュールがおしてしまう)は、退勤が深夜になることもよくありますので、そういったことが長期にわたると体力的にきついです。

また、業種上、同じ作業を毎日繰り返すタイプでもないので、業務の効率化がなかなか図りづらく、新しいゲームの開発では毎度毎度どうしても無理なスケジュール感になりがちです。しかし効率化を図ろうとすると、毎回同じものを作ることになりますし、それで果たして面白いゲームが作れるのかという悩みがあります。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

有給休暇がほぼ希望通りにとれることです。また、オフィス環境に遊びゴコロが満ちているところも良いところです。面白いゲームを作るには、まず社員がゲームづくりを楽しもうよ!というコンセプトのもと、会議室にファンタジックなかっこいい名前がついていたり、休憩スペースにゲームを遊べる環境が整っていたりします。

社内イベントも活発で、春のお花見、夏のキャンプ、冬の温泉旅行などがほぼ毎年行われています。そういった環境のせいか、社員同士の仲がよく、仕事中も気軽に雑談できますし、そこから発展して真剣なアイデア交換につながることもよくあります。

「ゲームの開発・運営会社」の「ゲームプランナー職」の仕事エピソード

ゲームを遊んでくださるプレイヤーさんから「ありがとう」「楽しんでいます」などの声を頂いたときが、最高にうれしいです。ゲームという業種は、例えばお店などと違って、作り手とお客様が直接コミュニケーションをとる機会が少ないです。

プレイヤーさんがお問い合わせを出してくださるのは、たいてい「困ったことがある」「ゲームの仕組みに納得がいかない」という、どちらかといえばネガティブなケースです。それももちろん大事な声なのですし、楽しく遊んでくださるからこそそういった意見が出てくるわけですが、そういった声ばかり受けていると、だんだんと自信がなくなっていきます。そんなとき、たった一人でも「今日始まったイベント、とても楽しいです!」などの声をくださったとき、心から救われます。

この会社・職場での職場恋愛について

職場内でお付き合いされてる方、ご結婚なさっている方は全体の1割くらいです。多くはありませんが、みなさん仕事とプライベートをきっちりと分けておられます。業種上、ご夫婦どちらも「オタク」であることが多く、そのため相手の趣味を理解されたうえでお付き合い・ご結婚なさっているようで、微笑ましいです。

職場以外でご縁があった方は、学生時代から付き合っていたとか、街コンや合コンで出会ってお付き合いからご結婚へと進む方が多いようです。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

自分が好きなことを仕事にできるって、本当に楽しいです。自分が趣味で遊ぶゲーム、見ているアニメなどが、そのまま仕事のネタになります。体力勝負なところがあるので、運動したり食事に気をつけたりするなど、体力維持はしっかり行うのをオススメします。

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