「ゲーム関連会社」の「制作・ディレクション職」の仕事内容・給料レポート

キャリアレポート ゲーム/アニメ業界編、「ゲーム関連会社」の「制作•ディレクション職」のキャリアレポートです。

仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。

はじめに - ゲーム・アニメ系業界

ゲーム/アニメ業界で働く、「制作•ディレクション職」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
性別:女性
職業・職種:ゲーム制作•ディレクション
業種:ゲーム関連会社
上場区分:非上場企業
会社の人数(社員数):2名
入社ルート:中途入社
所有資格:自動車普通免許、秘書検定二級、日商簿記二級

この業界・この会社を目指した理由

子供がある程度大きくなったので、再就職先を探しておりました。ゲームに興味がありましたので、バックグラウンドの仕事がしてみたいと思いました。

「ゲーム関連会社」の「制作•ディレクション職」の仕事内容について

私はゲームソフトやアプリゲーム内で使用される背景やキャラを制作する仕事に携わっています。主な仕事は、在宅クリエイター様とのメールでのやりとりです。

内容は、ゲームの仕様書に沿って、キャラや背景が納品されるまでのチェックです。まず仕様書の詳細な確認をします。曖昧な表現や、不明瞭な指示について、発注先へ内容を確認します。
必要に応じて、発注先へ訪問することもあります。

テイストにあう作家の手配(スケジュール、納期、見積もり確認)をします。依頼後は、各提出段階でのパース、色味、仕様書に沿っているかを毎回確認していきます。仕様書の内容に沿うように、フィードバックを重ねていきます。

提出はキャラクター制作、背景制作共に、大ラフ(下書き)、ラフ(大ラフから色をつけて鮮明にしたもの)、線画(ラフの線を綺麗に整えたもの)、清書(納品物の完成)の順番が多いです。

一番大事なのは、納期までの提出スケジュール管理かと、私は考えています。納期を過ぎてしまうと、発注先の信頼を失ってしまうので、早め早めに納品できるように心掛けています。

「ゲーム関連会社」の「制作•ディレクション職」の1日の仕事の流れ

9時30分:自宅を出発、徒歩で通勤。
10時:午前始業、クリエーター様からの提出物チェックとフィードバックの準備
専用ソフトを使って、フィードバック内容を作成します。その他、問い合わせのメール対応などをします。
12時:お昼休憩(60分)
14時:午後始業、クリエーター様からの提出物チェックとフィードバックの準備
専用ソフトを使って、フィードバック内容を分かりやすく作成します(赤入れなど)
その他問い合わせのメール対応や新規案件の打ち合わせなど。
19時:終業

月末や月初は、見積もり書や請求書も作成します。クリエーター様からの提出物が落ち着いていて手が空いているときは、営業メールや書類整理などもやることがあります。

「ゲーム関連会社」の「制作•ディレクション職」の給料・残業・有給休暇について

月給20万円(残業代込み)、ボーナスなし、年収240万円でした。

残業代は納期前にある場合がありますが、早め早めに納品するように心がけていますので、出来るだけ残業しないように操作しています。有給もスケジュールの組み具合で取れます。

この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ

納品データのクオリティについてです。クライアントによって求められるテイストが違うので、クライアント毎に慣れるまではやり取りが多いです。

また、クライアントの担当が変わると、従来のクオリティレベルの変更があったりするので、すり合わせが大切になります。大幅に変わると大変困ります。

また、魅せ方も大事で、クライアントによって視点が違うので汲み取ることが大変です。
誠実に対応していれば、追加発注していただけることが多いです。

この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ

まだ世の中には発表されていないゲームの情報を先に知ることが出来ます。

また、そのゲーム制作に目に見える形で背景やキャラクターが登場するので、毎回やり甲斐を感じます。リリースされると、クライアント様より感謝のメールが届くのでとてもテンションが上がります。

リリース後もイベントなどなどに登場するデーターを引き続き制作することが多いので、ある程度プレイする必要がありますが、あのとき制作したものだ!と楽しいです。

「ゲーム関連会社」の「制作•ディレクション職」の仕事エピソード

感動したことは、自分の携わったゲームが目に見える形で世の中に出るということです。

初めて携わった案件は、リリースまで8ヶ月ほど準備期間がありました。制作当初は制作方針がは定まらず、クライアントに出向き担当者と揉めたこともありますし、クリエーターが途中で投げ出したり、音信不通になったり、納品が遅くなったりと紆余曲折ありました。

正直、その都度の対応は本当に精神的につらいときもあるのですが、1つづつ解決をすることができ、リリースまですることができました。初めてダウンロードしてプレイにした日は、色々思い出され、本当に感動しました。

この会社・職場での職場恋愛について

私の職場は二人しかおらず、私を含め、二人共既婚者なので職場の恋愛などはないです。

周りのゲーム業界の方は、やはり同じプロジェクトを進める上で意気投合してお付き合いされたり、結婚されるがいました。または学生時代からのお付き合いで結婚される事が多いと思います。

出会いは社内、業種交流会、合コン、友達の紹介とかが多いように感じます。
仕事熱心な方が多く、また転職も普通に多いので、シングルの方は多い業界だと思います。私は前職の事務職の際に、社内結婚をしました。

まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ

何かを形に残したい方、ゲーム業界に興味のある方、絵が得意な方、達成感を一緒に味わってみませんか⁈

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