子供対象英会話スクールの「教室運営スタッフ」のキャリア体験談レポートです。仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や職場のブラック度・ホワイト度・職場恋愛などについてアンケートを編集して掲載します。
Contents
- 1 はじめに - 教育系業界
- 2 この業界・この会社を目指した理由
- 3 「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の仕事内容について
- 4 「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の1日の仕事の流れ
- 5 「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の給料・残業・有給休暇について
- 6 この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
- 7 この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
- 8 「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の仕事エピソード
- 9 すでに辞められている場合、その理由を教えてください
- 10 この会社・職場での職場恋愛について
- 11 まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
はじめに - 教育系業界
教育系業界で働く、「子供対象英会話スクールの教室運営スタッフ」のキャリアレポートです。
職業・職種:子供英会話スクールの教室運営スタッフ
業種:英会話スクール
上場区分:非上場企業
入社ルート:中途入社
所有資格:特になし
この業界・この会社を目指した理由
短大時代に英文科を学び、留学経験もあることから英会話スクールで働きたいと思っていました。
いくつか同じ業界の面接を受けましたが、この会社が最も理想に近く、スクール運営について学べる良いチャンスだと思って入社しました。
「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の仕事内容について
子供英会話スクールの教室運営スタッフとして勤務していました。
仕事内容は主に、入会促進、退会阻止、月謝回収、講師管理です。
入会促進
既会員の兄弟や友人を紹介してもらい、体験レッスンを行い、入会をしてもらう仕事です。
実際にスクールで使う教材を使って自宅に赴き、個人レッスンを行い、興味がある場合に、実際のクラスにて体験レッスンをしてもらうため、そのアテンドなどを行なっていました。
毎月ノルマがあり、月末に未達だと夜8時まで電話をかけまくり、追客をしていました。
退会阻止
担当のエリアの教室で辞めたいという生徒を講師から聞いて、一緒に辞めさせないための方法を考えて、時には生徒のお母さんと話し合うこともしていました。
子供は気分によって、辞めたいと安易に言い出すことがあり、その原因を突き止め、説得するのも役目でした。
月謝回収
未納、滞納の方への電話をして、期日内に払ってもらう仕事です。居留守を使われたり番号を拒否されるなど悪質な会員への対応もやっていました。
講師管理
担当エリアの教室に勤務する講師の方に、研修を受けさせたり、月に一度の講師ミーティングを行い、方針やイベントなどを指導していました。
「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の1日の仕事の流れ
8:30:自宅を出る
9:30:出社 店内の掃除やスタッフへのお茶出しを行なっていました。
10:00:朝礼 各グループごとに分かれてのミーティングも行なっていました。
※午前中はほとんど講師の対応に追われます。悩みや問題のある先生と電話で話したり、備品が破損していたり、ポスターが破れているなどの話があれば、レッスンのない午前中に教室へ出向き、備品の補充やポスターの張り替えを行います。
13:00:昼休憩
※午後は入会促進業務を行います。体験レッスンへの同行や営業トークのロープレ、会員への電話かけやチラシ配りなどへ出向きます。
17:00:各教室の先生から報告の電話が入るため、その対応に追われます。
19:30:退社
「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の給料・残業・有給休暇について
私の場合ですが、月給は23万円で、ボーナスは夏も冬も30万円くらいであまり待遇は良くなかったです。
残業は月末にノルマを達成出来ていないと空気的に強制残業でした。
有給はほとんど使えないので、毎年捨てていたようなものでした。
この仕事で、働いているときに困ったこと・ブラックと感じたところ
当初は、営業というよりは、教室をしっかりと運営することで、自然と会員が口コミで友達を紹介していくため、会員定着や先生方が快適にレッスンができるようにするのが業務だと言われていました。それが会社の方針で、途中から毎日のようにノルマ達成を目指すよう言われ、社内に張り出された成績表が辛かったです。
出来れば、きちんと営業担当という職種を設け、専門に行う人を雇うべきだと感じました。適材適所、向き不向きがあるため、マルチにあれこれ全て完璧にこなすのは無理があるかなと思いました。
この仕事や職場でよかったこと・ホワイトと感じたところ
元々私が英語が好きだったのもありますが、子供へ英会話を教えるノウハウを学べたことや、実際に英語の歌をたくさん学べたことは良かったです。現在では1人娘の母ですが、それが少し役に立っていると感じています。
また、同時に英語に限らず、子育てについても学べました。イヤイヤ期についてや、子供への接し方、家庭環境と子供の性格との関係性など深いことまで学べました。当時は独身でしたが、今もそれを思い出しながら子育てに生かしています。
「子供対象英会話スクール」の「教室運営スタッフ」の仕事エピソード
仕事内容は非常に大変でした。しかしやりがいはありました。
教室運営スタッフとして多くのお客様と多くの先生方と出会い、未熟ながら、40〜60代の講師の対応をしていくうちに、先生方の助けもあり、営業成績が全国1位になったときはとても嬉しかったです。
辞める時は、多くの先生が泣いてくれました。わざわざミーティングもないのに、オフィスに駆けつけてくれて、お花やお手紙をたくさんもらいました。
偏屈な先生もなかにはいて、揉めたこともありましたが、それでも若くてまだまだ勉強不足だった私のことを慕ってくれた先生方がたくさん居たことは今でも私の宝物です。
すでに辞められている場合、その理由を教えてください
待遇の改善が得られなかったからです。
どんどん業務過多になり、休日出勤は当たり前でしたから、土日も休みなく働いていました。それでも給与のアップはなく、ボーナスも年齢給でしたから、若かった私はほぼ変わらず。
結果、身体を壊して、片頭痛が酷くなり、辞めることとなりました。
この会社・職場での職場恋愛について
職場では社内恋愛はありませんでした。女性が8割だったからです。
当時、40代の女性も多くいましたが、独身で結婚する暇もなく働いているといった感じでした。
若い子は、入社前にいた彼氏と続いている子が多く、やはり合コンに参加する暇がないので独身彼氏無し派が圧倒的に多かったです。
土日も仕事で、帰りも20時くらいなので、結婚している人は、長続きせず辞めていく子がほとんどでした。多分、それくらい会社に捧げないと「いけない」雰囲気がありました。
まとめ - 同職業を目指す方へのメッセージ
英会話スクールのスタッフは、やりがいはありますが、その一方でかなりハードな仕事です。ただ、頑張りが実を結んだときの喜びは大きいので、是非頑張って下さい。